和風シンデレラストーリー『わたしの幸せな結婚』。
この記事では、漫画2話のネタバレをご紹介します。
この記事は、原作小説をもとにネタバレを書いています。
※連載漫画2話の公開前は、小説をもとに漫画のあらすじを予想しています。
※連載漫画2話の公開後は、実際の漫画をもとに更新しています。
現在何話まででてるかは、こちらの記事で確認してください。
わたしの幸せな結婚|小説1巻ネタバレ感想(漫画2話)
『わたしの幸せな結婚』原作小説第1巻1章では、美世が清霞の朝食を作ります。
アカウントを一時的に消している間だったので更新告知の時にあげ損ねてしまったのですが4話のカラー扉でした。 pic.twitter.com/4RgDutVgMQ
— 高坂りと⛅3巻10/12発売 (@kosakasaka) May 17, 2019
▶直前話のネタバレ感想はこちら
《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》
九堂家で過ごす最初の夜。美世は夢にうなされていました。
ーない。お母さまの形見がない。
母親の澄美の形見である着物や小物、櫛や帯に至るまで全てが部屋から無くなっていて、幼い美世は慌てていました。
唯一心を許せる女中の花も『お嬢さま、申し訳ありません』と話すばかり。
自分を疎んじる継母の仕業に違いない。
そう思った美世は形見の行方を探して継母を訴えます。しかし継母から『泥棒猫の娘』と罵られ、暗い蔵に閉じ込められてしまいました。
暗い蔵にひとり閉じ込められた美世は『出して、ここから出して』と扉を叩きます。しかし反応はありません。
ーごめんなさい、ごめんなさい。
美世は、ふっと夢から目を覚ましました。涙で頬は濡れています。
幼い頃の夢を見るなんて…。
重苦しい気持ちで美世は起き上がり、あぁ自分は九堂家にいるのだと思い出すのでした。
『自分の言うことに従え。死ねと言ったら死ね。』
そう清霞に言われた日の夜に、美世は悪夢にうなされてしまいました。
母親を亡くした美世にとって、母親の形見は美世の心の拠り所でした。そんな大切なものの一切を奪われ、さらに蔵に閉じ込めらた幼少期の記憶が蘇ります(可哀そう)
蔵に閉じ込められている間に、頼みの綱である父すら助けに来ず、女中の花も不当に解雇されてしまいました。
《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》
九堂家で目を覚ました朝ー。
美世は、自分はここで何をすればいいのだろうか、と考えました。
そして、美世は土間に立ち、朝食の準備をはじめます。今の自分にできる精一杯のことをしようと考えたのです。
そこへ使用人のゆり江が朝食の準備に現れました。すでに朝食の準備をはじめている美世をみたゆり江は、少し驚いた様子。
勝手をしてしまっただろうか、と美世は自信なくうつむきますが、ゆり江は『お手伝いしていただけて助かります』と朗らかに笑うのでした。
ゆり江の様子を見て美世は安堵します。
しかしー。
準備した朝食の膳を運び『坊っちゃん、今朝は美世さまが料理してくださったんですよ』とゆり江が話すと、清霞は目を細めて、美世にこう言いました。
『お前、先に食べてみろ』
主人より先に箸をつけるわけには…と動揺する美世。いっこうに食べ始めない美世を見て清霞はこう言いました。
『ふん、毒でも盛ったか』
清霞は、こんな何が入っているか分からないものは食えん、と言い放ちその場を立ち去るのでした。
美世は『あぁ失敗してしまった』とうつむくしかありませんでした。
美世は九堂家で何をすればよいのか必死で考えていました。
九堂家当主の妻ともなれば炊事や掃除洗濯はしないだろう。常識的に考えれば華道や茶道を嗜むのだろうが、自分には教養がなく何も出来ない。
そして辿りついた答えが朝食の準備。
本来ならば使用人の仕事であるため『当主の妻が炊事をするなど何事か』と怒られるかもしれない。そう美世は予想はしていました。
しかし、清霞の反応は美世の予想もしないものでした。
まさか自分が毒を盛ったと疑われるとは。しかし、名家の当主ともなれば、命を狙われるのは日常茶飯事。思い返せば父親の真一も自分の身辺には気を遣っていた。
美世はそう思い出し『大失敗をしてしまった』と途方に暮れるのでした。
美世にしてみれば、ただ追い出されないように精一杯やろうとしたのに、予想もしない反応でショックですよね。
(悲しいというか、なんというか。いたたまれないですね。)