和風シンデレラストーリー『わたしの幸せな結婚』。
この記事では、漫画12話のネタバレをご紹介します。
この記事は、原作小説をもとにネタバレを書いています。
※連載漫画12話の公開前は、小説をもとに漫画のあらすじを予想しています。
※連載漫画12話の公開後は、実際の漫画をもとに更新しています。
現在何話まででてるかは、こちらの記事で確認してください。
わたしの幸せな結婚|小説1巻ネタバレ感想(漫画12話)
『わたしの幸せな結婚』原作小説第1巻3章では美世が五道を宴に招待します。
わたしの幸せな結婚6話おまけ pic.twitter.com/yuuKS7bSlL
— 高坂りと☁3巻10/12発売 (@kosakasaka) May 17, 2019
《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》
花と再会し清霞との絆を深めたあの日から数日後のこと。先日の送迎のお礼にと、美世は五道を宴に招待しました。
清霞の運転する自動車のなかで『いやぁ楽しみだなぁ』と呟く五道。清霞も美世の変化を密かに喜んでいました。
久堂家の玄関で出迎えた美世は美しく着飾り、血色もよく、清霞はつい『綺麗だな』と呟きます。互いに照れ合う清霞と美世。
居心地悪そうに死んだ目をした五道に気づき、慌てて美世は五道を案内します。そうして宴が始まりました。
宴の料理は美味しいうえに、美世から感謝の気持ちを伝えられ、五道は大感激します。
五道はおちゃらけて『美世さん、鬼隊長はやめて俺と結婚しましょう』と話し、清霞は思わず酒を吹き出しました。
『五道、貴様…』と鬼形相の清霞。
そこへ美世は『わたしは旦那さまがいいので…申し訳ありません』と断ると、清霞はどこか嬉しそう。
そうして騒がしい宴の夜は更けていくのでした。
ここで、ちょっと自信のない清霞が出てきます。
美世は器量も良いし、家事も万能。性格も少し卑屈な点を除けば、十分に良い。仮に清霞の妻でなくても十分に重宝されるだろう。
そう思うと、美世は自分ではなくても、居場所さえあれば相手は誰でも良かったのではないか。
清霞は無意識のうちに、そんなことを考えていました。
美世の心がどこにあるのか。贈り物の着物を着てくれるくらいには、心を許してくれているはずだが…。
そんな感慨にふけているなか、五道の『結婚しましょう』発言は、完全なる不意打ちパンチ。
しかし美世の『旦那さまがいいので』という言葉が、清霞を喜ばせたのでした。
《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》
五道が帰り、風呂に入っていた清霞は、居間に戻る途中、異変を察知します。
どこからか漂う異能の使われた気配。
そして居間を見ると、うたた寝してしまったのか、卓子に伏して悪夢にうなされる美世の姿がありました。
うなされる美世の口から出るのは懇願の言葉。頬は涙に濡れて、表情は苦しそうです。
清霞は美世をゆすり『起きろ』と呼びかけました。
目を覚ました美世は、一瞬ぼんやりしたものの、次の瞬間に悪夢の内容を思い出し、堰を切ったように嗚咽します。
清霞はとっさに美世を抱きしめました。
清霞に『気の済むまで泣けばいい』と抱きしめられ、美世は泣きながら悪夢の内容をぽつりぽつりと話しはじめました。
長く虐げてられて来た美世の心の傷が相当に深いことを知り、清霞は美世の心を癒やしたいと、切に願うのでした。
なんとも胸を突かれるシーンです。
悪夢にうなされ、苦しそうに涙を流す美世を、清霞は見ていられず『起きろ』と声をかけました。
寝言の内容から、斎森家での出来事に関することだと察しがついた清霞。細い体を丸め震えながら嗚咽する美世を、とっさに抱きしめていました。
美世の心の根っこにはまだどこかで『やっぱり私は旦那さまに相応しくない』という思いがありました。
(ながく自尊心を失っていた美世にとっては仕方のないことですよね)
清霞は美世のことを『お前は無能でも役たたずでもない』と励ましますが
ひとしきり泣き終えた美世は『そんなふうには思えない、でもお役に立てるようがんばります』と答えるしかありませんでした。
清霞はこれが彼女なりの精一杯の言葉なのだと理解するのでした。
(無理強いせず長い目で美世を支えていこうとする清霞の姿が健気に見えてしまいます…)