和風シンデレラストーリー『わたしの幸せな結婚』。
この記事では、漫画13話のネタバレをご紹介します。
この記事は、原作小説をもとにネタバレを書いています。
※連載漫画13話の公開前は、小説をもとに漫画のあらすじを予想しています。
※連載漫画13話の公開後は、実際の漫画をもとに更新しています。
現在何話まででてるかは、こちらの記事で確認してください。
わたしの幸せな結婚|小説1巻ネタバレ感想(漫画13話)
『わたしの幸せな結婚』原作小説第1巻4章では美世が誘拐されます。
斎森姉妹。香耶の髪も下ろしてみたら別人のように… pic.twitter.com/RbHPOnqI00
— 高坂りと⛅3巻10/12発売 (@kosakasaka) March 4, 2020
辰石家のお屋敷で、辰石実と香耶とのやり取りが描かれます。
《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》
美世は辰石家が手に入れるハズだったのにー。
式を飛ばして清霞の監視を続けていた辰石実は愕然とします。
美しく着飾った美世を見て、自分の思惑通りに事が進んでいないことを察知した実は、香耶を呼び出しました。
『君も今の姉の実情を知りたいのでは?』と美世の様子を話すと、香耶は『信じられない。許せない』と激怒します。
香耶は斎森家に戻ると、自ら美世の様子を確かめようと式を飛ばしました。
そうして香耶の目に映ったのは、美しく着飾った美世の姿。そして以前、斎森家の屋敷で目にした清霞の姿でした。
仲睦まじい様子のふたりを見て香耶は『久堂家の嫁にふさわしいのは自分だ。美世ではない』と憤慨します。
香耶は、父の書斎へ向かい『婚約者を取り替えて欲しい』と訴えるのでした。
漫画13話は、美世が清霞にお弁当を渡すムフフなシーンから始まると予想していたのですが、カットされてしまいました。
(お弁当シーンは小説第1巻3章のラストで描かれています)
悪夢にうなされ清霞の前で大泣きしてしまった翌朝。
美世は、清霞の前で醜態を晒してしまったと猛反省!(かわいい)
昨夜のお詫びの印にと、美世は玄関で清霞にお弁当を差し出し、清霞も機嫌よく受け取ります。
(ちょっと新婚感が出てきてキュンとします)
しかし、ここから上で書いたとおり波乱の幕開け感が出てきます。
原作小説1巻の第4章で辰石家のシーンに突入し、香耶が暴走していきます。
香耶はホントに嫌なヤツなんですが。
香耶は幼い頃から、母親に
『あなたは、あんな風に(美世のように)なってはいけないのよ』
と繰り返し繰り返し言われ続けて来ました。(洗脳されているような)
そのため、香耶にとっては、美世が自分より『下』であることが当たり前。
美世が自分より上であることが許せないし『自分は怒って当然!』という思考になり、暴走を始めてしまいます。
(香耶もかわいそうな育ち方したよなぁ…なんて思ってしまいました。)
《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》
香耶は、父の書斎へ向かい『婚約者を取り替えて欲しい』と訴えます。
しかし、父から相手にしてもらえません。
香耶は、次に幸次に『幸次さん、おねえさまと婚約したくない?』と協力を呼びかけます。
しかし幸次からも相手にしてもらえません。
ならば『辰石のおじさまなら…』と香耶は辰石家に向かうのでした。
ついに香耶の暴走が始まります。
もとは辰石実がけしかけたことなんですが、すっかり香耶は踊らされるハメに。
しかし、幸次が「香耶の誘いに協力するのかな?」と思いきや、ちゃんと断ってるので偉い!
ネタバレしちゃうんですが、実は幸次は香耶との縁談が決まったとき
『せめて美世に危害が及ばぬように自分が斎森家を監視する』
と心に決めていたんです。
まだ美世のことが好きなんですね…。
これを機に美世と一緒になろう、というような変な方向に行かなくてよかったです。
これまで意気地なしだった幸次が、ちょっとイイ男に見えちゃいます。
《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》
場面は変わり、美世とゆり江は、清霞の職場に向かいます。
清霞は仕事が忙しく、昨夜は屯所に泊まり込み、自宅には帰ってきませんでした。
美世は清霞の身体を気遣い、差し入れを持参することにしたのです。
美世とゆり江が、屯所の前で門番に要件を伝えると、門番は慌てて清霞を呼びに行き、清霞が姿を現します。
差し入れを受け取った清霞は、美世に『お守りは持っているな?』と念押し。
美世は頷き、清霞に別れを告げ、屯所を後にしました。
しかし帰り道で、美世はお守りを持っていないことに気づきます。
新しい着物にあわせて、巾着を新しくしたときに、お守りを入れ替えずに来てしまったのです。
ゆり江に話すと『あらまぁ』と目を丸くされてしまいました。
美世が『何かお守りに意味があるのだろうか?』と考えながら歩いていると、1台の自動車が近づいてきました。
そして何者かが美世を自動車に引きずり込みー。
ゆり江は悲鳴を上げました。
美世の清霞の、屯所前での一コマは、かなりの胸キュンシーンです。
清霞『こんなところまでどうしたんだ』
美世『旦那さまに差し入れを…』
そ、そうか…、と差し入れを受け取る清霞。(可愛い)
清霞『中で少し休んでいくか?』
美世『いえ、お邪魔になってもいけないので』
そ、そうか…、と眉間にシワを寄せる清霞。(可愛い)
さらに、この差し入れシーンの小説の描写が素敵です。
清霞はとにかく表情や態度が誤解されやすいんです。
清霞はこのとき、困ったように眉間にシワを寄せて差し入れ受け取り、態度もどこかよそよそしくて。
きっと清霞をよく知らない人間であれば『不機嫌なのか?』と誤解するようなもの。
しかし小説には、清霞は恥ずかしがっているんだと『今の美世なら分かる』というふうに描写されていました(素敵すぎます)
互いの心の距離がちょっとずつ縮まっていく微笑ましいシーンでした。
清霞が美世に託したお守りにどんな意味があったのかは、次話で明かされます!