漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。
この記事では、漫画の第6巻に収められている第29話のネタバレあらすじを書いていきます。
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私たちはどうかしている|漫画29話/6巻ネタバレあらすじ
漫画『私たちはどうかしている』の第29話タイトルは『夏の夜』。
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《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》
ー夕子の呑み屋を訪れた翌日。
椿に自分の正体を打ち明けようと決心した七桜は、こう思っていました。
(椿は自分の父親を殺したのは私のママだと思ってる。正体を打ち明けたらママの手紙を見せよう。そうすればママが潔白だと分かってくれる。大丈夫。きっと受け入れてくれる。いまの私たちならー。)
七桜はいつ椿に話そうかとタイミングを思案していたところ、椿に東京出張の依頼が舞い込みます。
東京の音羽百貨店から、わらび餅の販売にあたり、販売初日は店頭に来て欲しいと言われたのです。
椿が今日の最終の新幹線で東京に行くと知り、七桜は慌てて言いました。
七桜『ね…ねぇ、行く前に少し時間取れないかな。』
椿『そうだな…すこしなら…。じゃあ、ちょっと俺に付き合ってくれ。行っておきたいところがある。』
その日の夜ー。
椿は光月庵の庭の池に七桜を連れていきました。池の前ではホタルが舞っています。
七桜は、綺麗なホタルをみて嬉しそう。椿も微笑みます。
七桜が椿に、話って何かあるの?と尋ねるとー。
椿が七桜に、そこに毛虫がいるぞ、と注意し、七桜は大慌て。とっさに椿に抱きついてしまいました。
椿が笑うので、七桜は戸惑いながら、言いました。
七桜『え…と、椿さんのほうは、話ってそれだけ?』
椿『いいんじゃないか。いっぺんに話をするより、少しずつ知っていくのも。この先長く一緒にいるんだしな。式までに指輪も用意しないとな』
そうして椿は七桜の手をとりました。
すると七桜の指にホタルが止まり、まるで指輪のように光ります。
七桜はホタルを見ながら言いました。
『えっ。いこれがいいよ。御菓子つくるときに邪魔にならないし。心のなかでずっと光ってる感じ。世界一きれい。ありがとう。』
それを聞いた椿は、目を細めて七桜に言いました。
『一つだけ、言っておきたいことがあった。』
そのまま椿は七桜を押し倒します。
『七桜、おまえが好きだ』
椿と七桜はしばらく口づけを交わします。
しばらくして七桜は椿に聞きました。
(椿の口からちゃんと聞きたいー。)
七桜『ひとつ聞いてもいい?お父さんのこと、どう思ってたの?』
椿『父?』
七桜『好き…だったんだよね?』
椿『…。好き…というか、憧れだった。厳しい人だったけど、唯一俺のことを抱きしめてくれる存在だったんだ。俺も父のようになりたくて。』
その言葉を聞いた七桜は、意を決して話し始めました。
七桜『あの…椿さん。私…私はー…。』
そこへ『椿さん!』と声がします。女中が椿を探しに来たようです。
女中から『そろそろ出ないと最終に間に合いませんよ』と言われ、椿もハッと時間を確認します。
椿は七桜に『悪い。続きは戻ってからな』と言い、行ってしまいました。
(言えなかった…。)
七桜は少し残念な気持ちになるのでした。
七桜は椿に本当のことを言おうとしますが、タイミング悪く言いそびれてしまいました。
そして、そのままチャンスを逸してしまい事件が起こります。
続きのネタバレをどうぞ。
《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》
七桜が厨房に行くと、職人たちが困っていました。
結婚式と同日に予定されていた大旦那主催の茶会。大旦那は茶会の日程を1週間ほど早くすると言い出したのです。
椿は東京に行き不在ななか、職人の山口は茶会の御菓子をどうしようかと途方に暮れています。
(大旦那さまが結婚式のために茶会の日程を変えてくれた。私たちを…椿を認めてくれたってことだよね)
七桜は『私に作らせてください』と立候補しました。さっそく部屋に戻りお菓子の案を練り始めました。七桜は蛍の生菓子を考えつき嬉しそう。
そこへ城島が現れました。七桜に、部屋の窓が閉まらなくなったので、閉めるコツを教えて欲しいと言ってきたのです。
七桜は城島の部屋を訪れました。七桜は、立て付けの悪い窓を上手に締め、城島も、七桜のコツを見習います。
そこへ山口が城島にお使いを頼みにやってきました。城島は七桜に『オレちょっと行ってくるんで七桜さんはごゆっくり』と行って部屋を出ていきました。
山口は城島に目を合わせ、あれでよかったのか?と聞いてきます。城島は頷きました。
山口『あの部屋になにかあるのか?』
城島『さぁ。でも七桜さんは何か気になることがあるみたいで。だからちょっとの間貸してあげるんです』
城島は、七桜が城島の部屋に来たがっていたのが気になっていました。
これまでの七桜への恩返しの気持ちから、城島は七桜を部屋に呼び、七桜を部屋にひとりにしてあげたのです。
城島の部屋は、かつて七桜が幼い頃に母親と暮らしていた部屋でした。
(また、ここに入れた…)
七桜は部屋で嬉しそうにしています。昔の思い出に浸りながら、部屋を眺め、ふと押入れに入りました。
(押し入れに入ってると、ママがよく怒ったなぁ。だからいつもこっそり隠れて…)
そんなことを考え、押入れの天井を眺めるとー。
押入れの天井の一部に、不自然な窪みがありました。どうやら天井裏の小さな物置きのようです。
(あそこだけ色が違う…なんだろう)
そう思って物置きを開けると、小さな道具箱が置いてありました。
箱の中にあったのはー。
母子手帳。
(これ…ママの持ち物だ)
そして、押し花が添えられた手紙を見つけて、七桜は固まってしまいます。
『美しい花を見つけたので愛する君に送りますー高月樹』
高月樹は、椿の父親です。
(高月樹…亡くなった旦那さま?)
七桜は、さらに別の大きな封筒を見つけ、手に取りました。
(イヤな予感がする…。これを開けたら、すべてが壊れてしまいそうなー…)
そして、大きな封筒のなかの書類を取り出すのでした。
七桜は、城島の気遣いで、むかし住んでいた部屋にふたたび入ることができました。
しかし思いがけず見つけたのは、自分の母親と椿の父親が愛し合っていたという証でした。
いったい大きな封筒のなかに入っていたものとは…何なのでしょうか?
それは次話で明かされます!
私たちはどうかしている|原作漫画の巻数・話数は?
漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。
漫画の巻数・話数の対応表(ネタバレあらすじリンク含む)はこちら↓
漫画(巻数) | ネタバレ対応リンク(話数) |
1巻 | 1話・2話・3話・4話・5話 |
2巻 | 6話・7話・8話・9話・10話 |
3巻 | 11話・12話・13話・14話・15話 |
4巻 | 16話・17話・18話・19話・20話 |
5巻 | 21話・22話・23話・24話・25話 |
6巻 | 26話・27話・28話・29話・30話 |
7巻 | 31話・32話・33話・34話・35話・36話 |
8巻 | 37話・38話・39話・40話・41話 |
9巻 | 42話・43話・44話・45話 |
10巻 | 46話・47話・48話・49話 |
11巻 | 50話・51話・52話・53話 |
12巻 | 54話・55話・56話・57話 |
13巻(最新) | 58話・59話・60話 |
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