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私たちはどうかしている|漫画58話/13巻ネタバレ!椿の帰還と事件の記憶

漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。

この記事では、漫画の第13巻に収められている第58話のネタバレあらすじを書いていきます。

他の話数のネタバレあらすじはこちらをクリックしてご覧ください。

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私たちはどうかしている|漫画58話/13巻ネタバレあらすじ

漫画『私たちはどうかしている』の第58話タイトルは『使命』。

直前話のネタバレあらすじはこちら

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

ー神社の境内で。

七桜は椿をみて、どうしてここに…、と呟きます。

椿はここに来る以前、女将から電話を受けていました。

『椿?ねぇあなたも見たいでしょ?あの娘のものになるくらいなら燃やすの』

電話でそれを聞いた椿は、この境内に駆けつけたのです。

椿は七桜に言いました。

『…取りに来たんだ。忘れものを』

ー場面は変わり、七桜が光月庵に戻ってきました。

七桜のうしろに椿がいるので、山口も城島も目を丸くします。

厨房の職人たちも驚いた様子。

七桜は、椿が厨房に入っていくのをみて、不思議に思いました。

(もう二度と会うことはないって思ってたのに…どうして…今度は何を考えているのー?)

椿は厨房を見渡して、呟きました。

『餡作りの畑中さんがいないな。焼きの田村さんも』

椿はすぐに見抜きました。職人が減っていることに。

七桜は慌てて言いました。

『わ…忘れ物をとりにきたんでしょ。早く取ってー…』

帰って、と言おうとしますが、椿は七桜に言いました。

『俺を、光月庵の職人として、おまえのそばにおいてくれ』

七桜は目を見張ります。

椿の言っていることが理解できません。

(わからない…だってあんなに自分がこの店を継ぐことにこだわっていたのに…。なにが目的?できるわけない)

『無理よ。椿のプライドが許さないでしょ。私の下で働くってことだよ?』

すると椿は近くにおいてあった光月庵の職人服を羽織りました。

七桜を見つめ『これでいいのか』と聞いてきます。

(本気なの?本気でここで…)

七桜はためらいながら椿に聞きました。

七桜『で…でも、目は…?目が悪いままじゃ…』

椿『…手術した。御菓子を作るぶんには問題ない』

七桜『ほ…ほんとに!?』

七桜は、どこか嬉しそう。

椿の目が治ったと聞き、ほっと胸をなでおろすように言いました。

そんな七桜の安堵した表情に、椿も気づいてー。

椿は決意した面持ちで、じっと七桜を見つめて言いました。

『…やっぱり、俺はここでしか生きられないんだ』

椿の目が七桜に訴えかけます。

おまえのそばにおいてくれ、と訴えているようです。

七桜は戸惑いました。

(また…のまれる。椿の赤にー…)

そこへ、多喜川が現れました。

多喜川は、優秀な職人の椿が光月庵で働くことについては、いいんじゃない?と話し、賛成の様子。しかしー。

『…もっとも、椿くんへの想いが残ってるなら別だけど』

まるで七桜を試すように言うので、七桜はとっさに否定しました。

すると多喜川は笑います。

『じゃあ問題ない。終わったことなんだから』

多喜川は、まるで釘を刺すかのように言って、椿に冷ややかな視線を向けるのでした。

椿は、七桜に宿泊先の旅館の名刺を渡しました。

ー椿が、厨房を出ていこうとすると。

城島が慌てて声をかけました。

『椿さん!使ってた道具も、身の回りのものも、そのままにしてあるから』

まるで椿の帰りを待っているとでも伝えているようです。

椿はチラリと城島を見て『そこの未開紅、生地のたたみが緩すぎるぞ』と指摘して去っていきました。

未開紅は、まだ咲き染めぬ赤い梅を模した御菓子です。

城島は、椿と七桜を思いながら、未開紅のように…いつか何かがきっかけでつぼみが開いてほしい、と願うのでした。

ー椿が立ち去った後。

七桜は椿の宿泊先の名刺をじっと見つめていました。

そんな七桜を多喜川は後ろからそっと抱きしめます。

『まえに…全部終わったら考えてほしいと言ったけど、やっぱり待てそうにない。僕のこともっと知りたいと言ってくれたけど、結婚してから知っていくのもありなんじゃないかな』

まるで結婚を焦っているかのようです。

七桜は、多喜川との結婚を真剣に考えている、と伝えました。

多喜川は、それを聞いて安堵した様子。信じてる、と言って去っていきました。

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

ー椿の滞在先の旅館で。

椿は夢を見ていました。

(咲いてる…庭一面に、真っ赤な椿の花がー…)

夢の中に見えるのは、庭一面の真っ赤な椿の花。

なんと椿の手は真っ赤に染まり、視線の先では父親が血を流して倒れています。

真っ赤な椿の花が舞い、ハッと椿は目を覚ましました。

(また…あのときの夢…。あの日、俺が見た光景…)

椿には、思い出せない記憶がありました。顔を洗いながら考えます。

(なにか見落としていたんじゃないか。なに大切なこと。それに、もしかしたらー…)

椿は何を思ったのか、じっと自分の手を見つめるのでした。

そこへ仲居が声をかけてきました。

届け物があると言い『花岡七桜さまからです』と言って差し出します。

七桜からの届け物は、光月庵の和服と帯でした。

力を貸して欲しい、そんな七桜の想いを、椿は感じとります。

椿は和服の袖に手を通しました。

(辛いことが待っているかもしれない。でも、18年前のあの日、本当は何があったのか…真実を知らないと、前に進むことができない)

そして、椿の脳裏に、多喜川の顔がよぎりました。

呑み屋で夕子が教えてくれたのです。

夕子が七桜の母親を名乗ったのは、七桜に頼まれたからではなく、多喜川から頼まれたからだった、と。

続きのネタバレあらすじはこちら

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漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。

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