台風対策でテープ補強した窓ガラスは、テープを放置すると跡が残って取れにくくなります。
台風が過ぎ去ったら早急に剥がしてしまいましょう。
今回は、台風対策で窓ガラスにテープを貼った方に向けて、上手な剥がし方や跡の取り方をご紹介します。
窓に貼ったガムテープの剥がし方!
ガムテープは、貼ってすぐなら粘着剤の跡も残らず比較的簡単に剥がすことができますが、それでも乱暴に剥がすと跡が残って後始末が大変になります。
後始末の無いよう丁寧に済ませたいときは、ドライヤーを使いましょう。
ガムテープの粘着力は熱を加えることで弱まります。
ドライヤーの使い方
ドライヤーの温風を粘着テープに当てて温度をあげます。
- ガムテープの端から剥がし始めるため、端の方から温めていきます。
- ガムテープの端を爪で軽く引っ掻いて先端をつまみ、ゆっくり剥がし始めます。
- 跡が残らずきれいに剥がせるポイントを自分で探りながら行います。
- 剥がしている最中も、ドライヤーを剥がすポイントに吹き付けること。
コツは、
焦らずゆっくりしたスピードで行うこと。
剥がす角度を30〜60度に維持すること。
ドライヤーを常に当て続けて温めること。
※一般的なガムテープでは、剥がす方向に30°〜60°の角度の時が、最も粘着強度が弱くなると言われています。
窓ガラスに残った跡の取り方も解説!
テープ跡の取り方・簡単に取る方法
ドライヤーを丁寧に使えば、ほぼ跡は残りませんが、どうしても気になる跡が残った場合の取り方をご紹介します。
ガラス面についた粘着テープは、台所洗剤を霧吹きし、こすり取るのがオススメです。
- 台所洗剤を水に数滴たらし霧吹きボトルに詰める
- 溶液を窓に霧吹きして、道具を使ってこする
窓をこするときは、カッター・クレジットカード・モノサシなどを使ってこするといいです。
ちなみに、専門店の方はガラスケレンという道具をオススメしています。
マスキングテープは水に弱く、粘着力が無さ過ぎると思います。ガラス面に付いた粘着力テープは、水に台所洗剤数滴混ぜたものを霧吹きしてカッターで擦れば取れます。ホームセンターやネットでガラスケレンって道具買うと楽です。 pic.twitter.com/bcIDH5rdXQ
— 岩井 達也 ガラス屋の5代目 (@iwai_5daime) October 10, 2019
ガラスケレンという商品はコレですね!
テープ跡の取り方・念入りに取る方法
貼ってから時間が経つと、時間の経過とともにガムテープの粘着剤が固着していき、粘着強度が増し、きれいに剥がせなくなってしまいます。
そんなときは次の方法を試してみてください。
- カッターで粘着表面に斬れ目を入れる
- シール剥がし液をつける
- サランラップを貼り20〜30分程度おいてひたす
- 道具を使ってテープ粘着を削り取る
①の『斬れ目を入れる』は、テープ跡に紙や布が多く残ってしまった場合に、溶液を中の方まで染み込ませるために行います。小範囲であれば省略可能です。
②の『シール剥がし液』は、除光液・中性洗剤・お酢などで代用することが出来ます。石油も有効で、ライターオイルも使えます。
剥がせる威力の目安は一般に、シール剥がし液が一番強く、お酢が一番弱いと言われています。
③の『サランラップ』は、しぶといテープ跡の場合に有効です。省略することも可能です。
④の『削り取る道具』は、カッター・クレジットカード・モノサシなどを使います。
もし1回の作業で取れない時でも、2回・3回と繰り返せば綺麗になります。
粘着を削り取った後、いらなくなった布の切れ端に石油系オイル(ライターオイルなど)を染み込ませて、こすって磨くと綺麗に仕上がります。
ぜひ参考にしてみてくださいね。