東京オリンピック・女子レスリングの須崎優衣選手。
須崎優衣選手は東京オリンピックで旗手を務めたことで一躍注目を浴びるようになりましたね。
今回は須崎優衣選手がどうして旗手に選ばれたのかの理由とその背景を見ていきたいと思います。
東京五輪|須崎優衣の旗手決定コメント
須崎優衣選手は東京オリンピックで旗手を務めるのが決定した時、どのようなコメントを残したのでしょうか。
「憧れの吉田選手がやっていた旗手を務めるのは光栄。開会式では選手団の代表として胸を張って堂々と歩きたい」と語った。
引用:Yahooニュース “【東京五輪】レスリング須崎優衣「憧れの吉田選手がやっていた騎手を務めるのは光栄」レジェンドに続け”
須崎優衣選手にとって吉田沙保里選手はレスリングを始めた小学生の頃からの憧れでした。
レスリングに本格的に力を入れるきっかけにもなったようで
「北京オリンピックで金メダルを取った吉田沙保里選手の姿を見て、かっこいいとぼんやり憧れていた。」
というコメントも残しています。
そんな吉田沙保里選手が2012年のロンドンオリンピックでは旗手を務めていました。
憧れの人の立った舞台で自分も戦うだけでなく、同じ旗手という役目をできる。
素晴らしく光栄なことですね!!須崎優衣選手の喜びがこちらまで伝わってきますね!
東京五輪|須崎優衣が騎手になった理由は?
東京オリンピックでは旗手の選出方法が新しくなりました。
これまでは騎手は男性か女性もどちらかを選ぶのが基本でした。
しかし今回から国際オリンピック委員会(IOC)の決定によって、男女ペアで旗手が選ばれることになったのです。
そこで今回日本オリンピック委員会(JOC)によって選ばれたのが須崎優衣選手とバスケットの八村塁選手だったというわけです。
(八村選手)
ではなぜ多くの女性選手の中から須崎優衣選手が選ばれたのでしょうか。
それは須崎優衣選手が「JOCエリートアカデミー」出身の選手としては初のオリンピック代表だからです。
(JOCエリートアカデミーに関しては後述します!)
そのため須崎優衣選手は今後のオリンピックにおいて日本が向かう道を指し示していると言え、まさに旗手に最適な人物だったのです。
ここからジェンダー平等の観点からの旗手を選出するシステムの変更。
そして須崎優衣選手自身が「JOCエリートアカデミー」出身であったこと。
その2つが須崎優衣選手が旗手に選ばれた理由だと結論づけることができます。
JOCエリートアカデミーとは?スカウト歴や成績が凄い
須崎優衣選手が通っていた「JOCエリートアカデミー」。
JOCエリートアカデミーとは
オリンピックで活躍できるトップアスリートを子供の頃から育成することを目的としている機関です。
将来オリンピックをはじめとする国際競技大会で活躍できる選手を恒常的に育成するために、トップアスリートとして必要な「競技力」「知的能力」「生活力」の向上を目的としたJOCエリートアカデミーを実施している。
抜粋: JOC“JOCエリートアカデミー事業”
スカウトの対象は中学1年生から高校3年生までとなっています。
須崎優衣選手は中学2年生の頃にJOCアカデミーにスカウトされ入学したようです。
なんとJOCアカデミーに入るために中学校も転校しています。
そしてそのスカウト後の成績も非常に高く、素晴らしい結果を残しています。
現在大活躍しているレスリングの乙黒拓斗選手や鏡優翔選手、そして卓球の平野美宇や宇田幸矢もこのJOCエリートアカデミー出身です。
選手の素質を見抜く力もしっかりと持っている機関だということがよく分かりますね!
まとめ
今回は須崎優衣選手が東京オリンピック開会式で騎手となったことを受けて
- 須崎優衣選手が旗手に選ばれた理由
- JOCエリートスクールがどのような場所なのか
についてご紹介しました。
今回旗手として注目を集めた須崎優衣選手。
これからも彼女の活躍を応援していきましょう!