台風の影響で家が浸水する被害が出ています。
家が浸水した後の対応として必要となるのが掃除のときの消毒作業です。
専門業者や自治体に頼みたいところですが、人手が追いつかず自力でやらざるをえない場合が想定されます。
家が浸水したときに必要になる消毒について、必要な消毒薬の種類や服装の注意点をまとめました。
Contents
家が浸水した後に必要となる消毒作業とは?
台風や集中豪雨などで、家屋が浸水すると、細菌やカビが繁殖しやすくなり、食中毒や感染症にかかるおそれがあります。
通常は汚れを洗浄しよく乾燥させる対応で十分ですが、汚水が混入した場合は消毒を行うことが推奨されています。
厚生労働省の公式PDF『浸水した家屋の感染症対策』を参照してください。
消毒液の種類や商品!費用はいくら?
家の消毒に使う消毒液の種類をまとめておきます。
厚生労働省のPDFにあるように、消毒液の種類は主に、逆性石けん、次亜塩素酸ナトリウム、消毒用アルコールの3種類です。
費用は量によって異なり、数百円〜数千円で買えるものがほとんどです。
逆性石けんの商品の具体例
基本的に「逆性石鹸」「塩化ベンザルコニウム」「塩化ベンゼトニウム」と表示されているものを使用します。
自治体ホームページでは具体例としてオスバンが紹介されています。
「逆性せっけん」とは、「塩化ベンザルコニウム」や「塩化ベンゼトニウム」を成分とする消毒薬のことです。薬局や薬店などで購入できます。(製品名:オスバン等)(引用:江戸川区公式ページより)
逆性石けんは、薬局や薬店、ホームセンター、インターネットで購入できます。
次亜塩素酸 ナトリウムの商品の具体例
次亜塩素酸ナトリウムは、家庭用に販売されている液体の塩素系漂白剤や、殺菌剤(洗濯用、キッチン用、ほ乳ビンの殺菌用など)などに使用されています。
自治体ホームページでは具体例としてミルトン・ピューラックスなどが紹介されています。
消毒薬:次亜塩素酸ナトリウム(0.02%濃度に調整します) ※製品名:ミルトン、ピューラックス等(引用:江戸川区公式ページより)
次亜塩素酸ナトリウムは、薬局や薬店、ホームセンター、インターネットで購入できます。
消毒用アルコールの商品の具体例
消毒用アルコールは、通常は病院・保育園・介護施設などで使用されています。
消毒用アルコールは、薬局や薬店、ホームセンター、インターネットで購入できます。
消毒作業をするときの服装・道具
消毒薬は殺菌効果があるものの、一方で毒性もあるものなので、直接肌に付かないように気をつける必要があります。
そのため、体を覆うような服装を心がけるように言われています。具体例は次のとおりです。
- 長袖、長ズボンの服装
- ゴム手袋
- ゴム長靴
- マスク
- メガネ(ゴーグル)
自治体ページでも次のように注意しています。
消毒薬を取り扱う際は、長袖、長ズボン、めがね、マスク、ゴム手袋などを着用し、薬品が目や皮膚にかからないように、注意してください。(引用:江戸川区公式ページより)
まとめ
家が浸水した後の対応については専門業者や自治体に頼みたいところですが、人手が追いつかず自力でやらざるをえない場合があります。
消毒薬は災害後は品薄になることが予想されます。自治体の指導を受けつつ、自主的に調べて対処するようにしましょう。