アシガール漫画30話/5巻ネタバレ！全巻無料で読む方法・公式アプリ活用法も解説

《ネタバレあらすじの内容！》

やっと若君が自分の部屋に来てくれたので、鐘ヶ江の娘（ふき）は若君に

自分が若君のことをどれだけ思って、若君が行方不明と聞かされた時には

どれだけ心配したのか、その思いの丈を述べます。

さらに、毎日書き溜めた、若君への歌を書いた文を大量に渡され

その量のあまりの多さに若君もドン引きするのでした。

翌朝、若君のことが気になって気になって仕方がなかった唯は

小平太を捕まえて、若君は本当に鐘ヶ江の娘のところに行ったんですか？

どんな感じだったの？？と、質問責め。

しかし、そんな立ち入ったことを聞くな！と、小平太に諫められてしまいます。

さらに、唯は屋敷の中には入れないので、若君の様子を窺うこともできず

不安は募るばかり。

そのことをおふくろ様（吉野）に相談すると

当たり前じゃ、若君様は一日でも早く子どもをつくらねばならんのだから

と、諭されてしまいます。

そして、吉野は明日にでも梅谷村に帰ろうと思っている旨を唯に伝えます。

唯は、ここにいた方が楽だし、三之助たちも楽しそうなのに…

と、引き留めますが、いつまでも天野様のご厚意に甘えるわけにはいきませんよ

と、決断は揺るがないのでした。

その夜、唯が縁側に座って若君のことを考えていると

庭の方から何やら話し声が聞こえてきます。

気になって様子を見に行くと、突然後ろから手を引かれて

茂みの中に引き込まれてしまいます。

振り返るとそれは若君で、唯が、ええ！？と驚いているのを無視して

静かに、と唯の口を手で塞いできます。

そして若君は、『見つかるとうるさいことになる』と、茂みの向こに目をやるので

そっちを見てみると、庭で信近と吉野が何やら話をしているではありませんか。

よくよく話を聞いてみると、信近も昼間の唯と同じように

吉野が梅谷村に帰るのを引き留めていたのです。

しかし、吉野はやはり、頑として意思を曲げません。

すると信近は、わしは三年前に妻を亡くして以来独り身で

こなたのような方に側にいてもらえたら嬉しいんじゃが

と、このタイミングでまさかの告白。

これには茂みに隠れていた唯も、おおおお！！

と、興奮しますが、『いいえ私などがそのような…』と、吉野はあっさりとお断り。

しかし信近は引き下がらず、まあ、ともかくそう急いで帰ることもないだろう

と、とりあえずごまかしてその場を去っていくのでした。

信近が去ると、一部始終を見ていた若君は大笑いし

面白いものを見た、今度からかってやろう

と、いたずらっぽく笑います。

そして、クルっと唯の方を見て、今日はなんで来なかったんだ？と、尋ねます。

さすがに、ふきのことを考えると顔を見るのが辛いから、とは言えず

若君も忙しそうだったから…、とごまかしますが

ならいい、具合でも悪いのかと思ったと

若君が自分のことを心配してくれていたと知り、唯は嬉しくなります。

しかし、やはりふきにも会って自分にも会うというふたまた状態は耐えられません。

なんとかそのことを伝えようとしますが

もしかしたら私のことは女として見ていないのかも…

と、不安になり、結局何も言えません。

そんな唯を見た若君が、やっぱり今日は変だから、もう帰る

と言って去ろうとするので、唯は我慢できずに

『若君が鐘ヶ江の所に行くの嫌だー』と、叫んでしまいます。

それを聞いた若君は、『わかった』と一言。

そして、そんなことで怒ってたのかと、急に唯に顔を近づけます。

すると、屋敷の方から『父上！！お城よりお召しがかかってござる！！』

という大声が聞こえてきます。

どうやら、小垣城から早馬が来たみたいで、また戦になるかもしれないとのこと。

それを聞いた唯は、また戦になるの…？と、不安な表情を浮かべますが

若君は、心配するな、大丈夫だ、と言って、唯の頭をなでてくれるのでした。