鬼獄の夜105話/35巻ネタバレ！全巻無料・最新話まで読み放題の漫画アプリも解説

《ネタバレあらすじの内容！》

『僕のものにならないなら、そこで死ね』 

柴は鋭い目つきで美空を睨み、歩き出しました。 

強制排除15分前の、警告音が館内に鳴り響きます。 

美空は柴の言葉に呆然としていましたが、 

すぐに立ち上がり柴たちを追いかけました。 

しかし、扉は完全に閉まり切ってしまいます。 

柴の法を犯してまでの悪行は、全て鬼の延命の為… 

その柴が、かなり取り乱すほどの禁足地である、鬼の顎門。 

（人がいると何が起きるの！？） 

そこに鬼の弱点になりうるものがあるのか、と美空は考えます。 

すると、倒れていた灰原がゆっくりと立ち上がりました。 

美空が灰原に駆け寄ると、 

灰原は、すぐに恭平も連れて脱出しようと言います。 

美空は言いづらそうに恭平のことを話そうとすると、 

『情けなくて…すみません』 

『こんな体たらくじゃ、また茶山さんに怒られますね』 

灰原は俯きながらそう言いました。 

美空は、情けないのは私だ、と思い唇を噛みしめます。 

この部屋が神経ガスで満たされる前に、 

ヒントも時間もないまま出口をどう探そうか、考える美空。 

焦燥感を煽るようにブザーが鳴り響く中、 

柴を陥れるつもりが、いつもこちらが追い込まれている、と美空は思います。 

『僕のものにならないなら、そこで死ね』 

柴の言ったこの言葉が、美空の脳裏をよぎりました。 

するとそこへ、武器を持った開眼者たちが現れたのです。 

強制排除が始まったのも、見捨てられたのも、 

全て美空のせいだと言って、ゆっくりと近づいてきます。 

開眼者たちは、もうここから出られないことを悟り… 

全ての元凶である美空に、苦しんで死ね、と叫びながら襲い掛かります。 

すると美空は、馬鹿じゃないの！、と大声で言いました。 

美空の声に驚いた開眼者たちの動きは止まり、 

『僕の子供を産め？誰よりも僕を想ってる？幸せにする？』 

『挙句の果てには、僕のものにならないなら死ね？』 

美空は淡々と、怒りを込めた声でそう言いました。 

そして続けて、イタ過ぎ勘違いクソメガネ、と言い放ちました。 

美空の怒りはヒートアップして言いたい放題言っていると、 

予想外の展開に開眼者たちは唖然とし、たじろぎ始めました。 

灰原が美空を止めようとするも、美空の口は止まりません。 

そして美空は開眼者たちに近づいていくと、 

『猫耳プレイで悦ぶ男に命握られてるなんて悔しいでしょ！？』 

詰め寄りながら、そう言いました。 

開眼者たちは美空の言葉に段々と目が覚めていき、気持ちが揺れ始めていました。 

美空は開眼者たちの持っている武器を手に取ると、 

これから生き延びる方法を考えなさい！、と一蹴します。 

開眼者たちは美空の気迫に押されて、大きく返事をしました。 

そして美空が開眼者たちから、どこの通路を通って来たのか聞こうとすると… 

ドンッと大きい音とともに、また揺れ始めました。 

しかし今回の揺れは今までと違い、真下から突き上げるような揺れ。 

その瞬間、床にひびが入ったかと思うと、 

床から何かが、勢いよく突き上げてきました。 

なんとそれは鬼の手で、 

開眼者のひとりがその手に押し上げられ、天井で潰されてしまいました。 

（まさかこんな時に…新たな鬼！？） 

無惨な光景を見た美空は蒼ざめ、立ちすくむのでした。 

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