鬼獄の夜106話/36巻ネタバレ！全巻無料・最新話まで読み放題の漫画アプリも解説

《ネタバレあらすじの内容！》

鳴り響くブザーの中、その場にいる全員が硬直します。 

床から這い上がってきたのは、異様な姿の新たな鬼… 

開眼者のひとりは無惨にも鬼に潰され、 

頭がぺしゃんこになって床へと落ちていきました。 

館内のあの大きな音と揺れ。

あれは、この鬼が移動する際に生じた振動だったのです。 

（これも柴が作り出した鬼！？） 

出口もまだ見つかっていない状態で、 

施設内にまだこんな鬼がいることに戦慄する美空。 

すると鬼は、美空の姿を捕らえた瞬間、美空に襲い掛かりました。 

灰原はすぐさま美空を床へと倒します。 

鈍い音が鳴ったかと思うと、 

美空を攻撃しようと伸ばした鬼の手は、扉にめり込んでいました。 

それを見た美空と灰原は蒼ざめ、 

鬼は女である美空を狙ったのだと確信します。 

どうやって振り切るか美空が考えていると… 

ひとりの開眼者がふらふらと、鬼に近づいていきました。 

『僕を食べて下さい、柴様は偽りでも鬼は本物！』 

『僕は幸福者になるんだぁ！！』 

開眼者はそう言って両手を広げると、 

鬼は躊躇することなく、その開眼者を叩き潰しました。 

洗脳が解け切れていない人もいることに、戸惑う美空。 

さらに通路を塞がれてしまったのです。 

すると灰原が美空に小さな声で、今のうちに扉の向こうへ、と言いました。 

美空が扉の方へと目をやると、 

先程の鬼が美空を狙った攻撃で、人が通れるくらいの隙間ができていました。 

残りの開眼者は、こっそりと扉の向こうへと移動しています。 

鬼が叩き潰した開眼者に気を取られているうちに、 

美空たちも静かに扉の向こう側へと移動しました。 

『あの鬼は恐らく選別の儀で鬼化した人間』 

『共食いで見た目が変わったのかも…』 

灰原は扉の隙間から異様な姿の鬼を見て、そう言います。 

すると美空が、何も言わずに突然走り出しました。 

美空が向かった先には、床に倒れ込んだままの恭平の姿が… 

灰原は恭平の姿を見て、蒼ざめます。 

（恭平…あんた本当に死んじゃったの…？） 

美空が恭平に触れようとしたその瞬間。 

鬼は扉をいとも簡単に破壊し、部屋に侵入してきました。 

灰原は急いで美空を奥へ行かせようとしますが、 

鬼は真っ直ぐに美空たちの元へ向かっていきます。 

しかし鬼は、恭平の近くまで来たところで、突然呻き始めたのです。 

なんと、何故か恭平に怯えた様子で頭を抱え、 

その場にうずくまるようにして動かなくなりました。 

美空がこの状況に困惑していると、 

灰原が突然、恭平は生きていると言いました。 

しかし美空は、柴が急所にナイフを突き立てたところを見ています。 

灰原の言葉に美空が動揺していると、 

少なくとも彼はまだ死んでません、と灰原は言いました。 

そして恭平が目覚めれば、この状況を打破できる、と言うのです。 

恭平が生きていることに、希望を持つ美空。 

どうすればいいのか、すがるように灰原に聞きました。 

『美空さん…茶山さんの為ならなんでもできますか？』 

灰原は美空の手をぎゅっと握ると、 

真剣な眼差しで美空を見つめるのでした。 

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