鬼獄の夜45話/15巻ネタバレ！全巻無料・最新話まで読み放題の漫画アプリも解説

《ネタバレあらすじの内容！》

『私、分かったんですの …

あの世で一緒になれば良いって！！』 

そう言って、涙を流しながら壱番は 

血だらけのナイフを振り上げます。 

美空は身動きが取れないまま

目の前で起こっていることに蒼ざめていきます。 

しかし、柴はそのナイフを手で握りしめて受け止めるのです。 

ナイフを掴まれ、壱番はピクリとも動けなくなります。

壱はそんなことを考えていたんだね

と言って、掴んだナイフに力を込める柴。 

ポタポタと、手から血が流れ落ちています。 

すると柴はナイフを離すと、突然壱番を抱きしめます。 

柴の突然の行動に、驚く壱番。 

『思い上がりも甚だしい』 

柴は壱番を抱きしめたまま

恐ろしい顔でそう言います。 

そして続けて、冷たく

何も分かってないな、駒に意思は必要ない

と言って、片手で壱番の首を持ちあげるのです。 

『使えない駒ならいらない』『失望した』 

『蟲操述まで与えたのは、僕のビジョンを理解してくれてると思ったのに』 

柴はそう言って、手の力をどんどん強めていきます。 

持ち上げられてますます首に圧がかかります。

息ができずに苦しむ壱番。 

そんな柴を、美空は声を荒げて止めます。 

柴のためにすべてを捧げて様々なことをしてきた壱番に

何故そんなひどい言葉を言えるのか、と言います。 

すると、かすかにふり絞った声で壱番が 

やっと…触れて下さいましたね 

顔をほころばせて、そう言うのです。 

美空は、壱番の言っていることが理解できません。 

壱番は、遠のいていく意識の中 

柴様の手で殺していただけるなんて、生きててよかった 

そう言って自身の首を絞めている柴の手を取り、微笑みます。 

美空はそんな壱番に、ゾっとします。 

美空は壱番の考えを理解できずとも

これ以上は本当に死んでしまう

とまた柴を止めようとすると… 

突然、壱番の身体がバラバラに吹き飛びます。 

吹き飛んだ身体は、壁に叩きつけられ 

ずるりと落ちていきます。 

何が起こったのか分からない美空。 

柴は、残った壱番の頭部を投げ捨てます。 

そして床に落ちた壱番の頭部を

足で蹴って避けるのです。 

『これが鬼への覚醒か』 

そう言う柴の、目線の先には… 

皮膚の色が変化し、人間の手とは思えない鋭い爪。

虚ろな目をした、黄瀬が立っているのです。 

その手には、血が滴っています。 

（本当に黄瀬君が鬼に！？） 

目の前の状況が、信じられない美空。 

君は主様と違い、殺害欲求が強いのかな 

と柴が言うと、黄瀬が動き出します。 

ああ、君はソレが欲しいんだね 

納得したように柴は言います。 

黄瀬は美空の目の前まで来ると

虚ろな目で美空を見つめ、触れるのでした。 

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