鬼獄の夜52話/18巻ネタバレ！全巻無料・最新話まで読み放題の漫画アプリも解説

《ネタバレあらすじの内容！》

―――贄取塚に来て、いろんなことがあった 

美空は、呆然としながら考えます。 

晴馬の死を知り、鬼と柴に襲われ、黄瀬が鬼にされた 

そして仲間を失い、ずっと探していた牡丹をやっと見つけたのです。 

美空は立ち上がり、牡丹に向かって叫びます。 

『一緒に帰ろう！』 

美空がそう言うと、牡丹は俯いたまま顔を上げません。 

『美空ちゃんが探していたのはこの子だったの？』 

エリカは、小さく微笑みながらそう言います。 

すると、俯いていた牡丹が口を開きます。 

『すみません、どちら様ですか？』 

牡丹は冷ややかに、そう言います。 

そんな牡丹に、絶望する美空。 

そして以前の牡丹と雰囲気が変わっていることに、違和感を感じるのです。 

そう感じながらも、必死に美空は牡丹に言葉をかけます。 

そして美空は、晴馬のことなら分かってるから…、と言います。 

『晴って、誰ですか？人違いです』 

牡丹は眉をしかめて、苦しそうにそう言います。 

目を見開いて、牡丹を見る美空。 

エリカはくすくすと笑いながら、残念だったわねぇ、と言います。 

そして牡丹は、エリカとその場から離れようとします。 

美空が牡丹を引き留めようとすると、黄瀬に異変が起きます。 

頭を抱え、膝をついてしゃがみ込む黄瀬。 

震えて、冷汗を流しています。 

『日没が近づいているからかもしれません 

下山を急がないと、また夜が来ます』 

灰原は、ひっ迫した様子でそう言います。 

美空は日没後に起こることを考え、ぞっとします。 

そして今は下山することを決意し、牡丹に向かって叫びます。 

『必ず、戻ってくるから！！』 

美空はそう言って、森の中へ向かいます。 

灰原は美空に、本当にあの子が牡丹さんなんですか？、と聞きます。 

美空は、間違いなく牡丹ちゃんよ、と答えます。 

その理由は、晴馬のことを¨晴¨と呼ぶのは、幼馴染の３人だけだからです。 

（どうして他人のフリをしたの！？） 

（贄取塚を離れられない理由があるの！？） 

美空が必死に考えていると、エリカの車が見えてきます。 

3人は車に乗り込み、美空は黄瀬が正気を保つよう、声をかけ続けます。 

灰原が運転し、車は走り出します。 

黄瀬の様子がどんどん悪化していく焦りが、美空と灰原を襲います。 

そんな状況にも容赦なく、空はどんどん暗くなっていくのです。 

『コんにチは―――』 

黄瀬はぶつぶつと、訳の分からない言葉を話し出します。 

美空は黄瀬の肩を揺らし、意識を保つように声をかけます。 

そして、振り向いた黄瀬の顔の右側が、変化し始めているのです。 

美空は動揺するも、また声をかけようとすると… 

『くるよ―――』 

目だらけの妖怪が突然現れ、そう言うのでした。 

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