鬼獄の夜68話/23巻ネタバレ！全巻無料・最新話まで読み放題の漫画アプリも解説

《ネタバレあらすじの内容！》

恭平の身体を触手が貫き、恭平は床に倒れ込んで意識を失ってしまいました。 

（この扉の奥に、何がいるの…！？） 

美空はそう思うと、奥にいる得体のしれないものに恐怖を感じます。 

そして、殺意…孤独…焦燥…不安… 

負の感情を煮詰めたような重苦しい空気に、美空は飲み込まれそうになります。 

すると開眼者が怯えた様子で、 

『まだ日没前なのに、活動できないはずなのに！？』 

酷く震えながらそう言いました。 

美空は、早くここから逃げようと灰原に言いますが、 

灰原は美空に動かないように指示しました。 

あの中にいるのは恐らく鬼です、 

灰原は静かに言い、美空の肩をぎゅっと掴みました。 

しかし先程、ここは顔無し鬼とは関係がない、 

そう開眼者は言ったはず、と美空は言います。 

『動いた茶山さん狙いの攻撃、日没まで活動しない習性』 

灰原はそう言うと、続けて、明らかに顔無し鬼の可能性が高い、と言いました。 

美空は動かないように、蒼ざめた顔で扉の向こうを見ます。 

すると開眼者が突然動き出し、 

コイツを出したら幸福者になれない、と言って扉を閉めようとしました。 

（鬼の前で動くなんて…！？） 

美空たちは驚いた様子で、開眼者の方を見ます。 

そして開眼者は、急いでクローズのボタンを押すと… 

物凄いスピードで、触手が開眼者の身体を貫きます。 

開眼者は痛みに悶え叫びながら、 

触手に扉の中へと引きずり込まれていきました。 

扉が閉まり切ったら逃げようとタイミングを見計らっていると、 

意識が戻った恭平が動き出してしまいました。 

美空はすぐさま、動かないように恭平に言うと、 

触手は真っ先に美空に絡み、扉の中へと引き込んでいきます。 

灰原は美空へと手を伸ばしますが、届かず… 

美空が扉の奥へと入ったまま、扉は締まり切ってしまいました。 

灰原はかなりの剣幕で、 

扉に向かって美空の名前を叫ぶのでした。 

―――（こんなところで鬼に捕まって、私は死ぬの！？） 

触手が美空の身体にどんどん巻き付いていき、絶望を感じます。 

しかし美空の脳裏に、参番…沙織の顔が浮かびました。 

（落ち着け、美空！！） 

簡単に捨てていい命じゃない、と美空は気持ちを立て直し、 

抵抗せず動かないように、じっと待ちます。 

すると触手は美空から離れていき、美空は開放されました。 

やっぱり顔無し鬼なのか、と思いそっと振り返ると… 

そこにはおぞましい姿をした鬼がいて、 

捕まった開眼者は鬼に身体を食いちぎられています。 

開眼者の悲痛な叫びが響く中、 

美空はじっと動かずに、鬼の姿に恐怖を感じるのでした。

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