鬼獄の夜69話/23巻ネタバレ！全巻無料・最新話まで読み放題の漫画アプリも解説

《ネタバレあらすじの内容！》

『くそっ！！』 

恭平は、美空が引き込まれてしまった扉を強く蹴ります。 

しかし扉は分厚く、かなり頑丈でビクともしません。 

そして恭平のお腹の傷もかなり深く、 

恭平は痛む傷を抑えながら、なすすべなく扉を叩きました。 

灰原の方もなんとかして扉のセキュリティを解除しようとしますが、 

認証キーが分からず戸惑いを見せます。 

開いたとしても正面から鬼に向かうのは…、と灰原が言うと、 

恭平は灰原に掴みかかり、思い切り殴り飛ばしました。 

『本気で美空を守る気あんのかよ』 

『好きな女一人守れねぇくせに、偉そうにインテリ彼氏気取ってんじゃねぇ』 

美空が昏睡状態になった時のことも含めて、 

恭平は灰原の胸ぐらを掴みながら、激怒してそう言いました。 

そして恭平は、灰原は美空には相応しくない、と言い放ちます。 

ずっと黙っている灰原に恭平が怒鳴ると、 

気は済みましたか？、と表情を変えずに灰原は言いました。 

そんな態度の灰原に対し、恭平がまた怒鳴ると、 

相応しくないことは自分が一番わかっている、と灰原は言います。 

『言い争ってる場合じゃない』 

『美空さんの為に今は時間が惜しいんです』 

灰原は淡々とそう言い、 

冷静になるために必要なら好きなだけ殴ればいい、と続けて言います。 

灰原の雰囲気に恭平は歯を食いしばり、 

掴んでいた胸ぐらを離して、灰原を解放しました。 

そして恭平は、美空を助けるのが先だ、と言って眉をしかめます。 

灰原は、美空は動かずにいるだろうからすぐに殺されることはないはず、

そう考えますが、それが厄介でもある、と思います。 

それは、美空は動けないうえに助けに入っても動いた途端に殺されるということ… 

どうしようもない状況に、八方塞がりじゃねぇか、と恭平は言います。 

そして灰原には気がかりなこともありました。 

なぜ先に動いた恭平ではなく、美空が捕まったのか、 

そして開眼者も想定外の、日没前の活動… 

『鬼は、美空さん個人に反応したのかもしれません』 

灰原は気がかりな点を踏まえて、そう推測をしました。 

鬼は女を犯すなら美空に反応を示すのは当たり前だろ、と恭平は言います。 

灰原は、この鬼には反射や本能以外のものを感じる、と言うと、 

恭平は変電室に向かっていきました。 

『つまりは鬼にバレずに動けりゃいいんだな』 

恭平はそう言って、扉の向こう側へ行こうとします。 

どうやって行くのかと灰原が尋ねると、 

大きな施設には地下になるほど点検口が多い、と恭平は説明しました。 

灰原は、点検口から天井裏を伝っていくんですね、と納得すると、 

どうやって開けるのか、と聞きます。 

どっちかが足場になる、と恭平が言うと、ふたりは黙ってしまいました。 

恭平は仕方なく、とても嫌そうに文句を言いながら灰原を肩車することに… 

肩車をされている灰原も、嫌そうな顔をしながら点検口を開けることに成功します。 

灰原が先に上へ行き、恭平を引き上げようとしますが、 

恭平は驚きのジャンプ力で点検口に捕まりひとりで登りました。 

サル並みのジャンプ力だ、と灰原は思いながら、 

平気で動き回る、恭平の腹部の傷を心配します。 

『今は美空のことだけ考えろよ』 

恭平はそう言って、ふたりは美空の元へと向かうのでした。 

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