鬼獄の夜88話/30巻ネタバレ！全巻無料・最新話まで読み放題の漫画アプリも解説

《ネタバレあらすじの内容！》

『あそこがエリカさんの部屋のようですね』 

静まり返った館内の廊下を、 

灰原と恭平は白装束をまとい、こっそりと進みます。 

ここまで案内したメアリーを信用できるのかと、疑っている恭平。 

灰原は、メアリーも命がけで助けてくれたことを話します。 

そして灰原は、先ほどメアリーと話した内容を思い返し… 

―――『このフロアは柴家の領域だから開眼者はいないはず』 

『裏切り者の分際で柴家の前には出れないから、私は中に入れない』 

私が案内できるのはここまで、とメアリーは言います。 

そしてメアリーは念を込めて、 

せっかく助けてあげたんだから死ぬんじゃないわよ！、とふたりに言うのでした。 

―――メアリーとの会話を灰原が思い返していると… 

女にオレを担がせんなよ、と恭平が言いました。 

灰原は少し間を開けてから、素直に謝ります。 

そして恭平は、灰原が貧弱すぎることを下ネタを含んだ言い方で指摘しました。 

恭平の怪我は重症ですが、 

下ネタが言えるならまだ大丈夫ですね、と灰原は皮肉を込めて言いました。 

ハッと思い出したように恭平が、 

なんでまだ美空とセックスしていないのかと問いただそうとすると… 

『そうそうなんでかしら？』 

『抱いてもらえないって、女の自尊心を凄く傷つけるのよ？』 

いつの間にかに後ろにいたエリカが、そう言いました。 

灰原と恭平は、音もなく現れたエリカに冷汗が流れるのでした。 

―――灰原と恭平を、部屋へと案内したエリカ。 

エリカはネズミを撫でながら、 

ふたりが大拝殿から出てこれたことを褒めました。 

そして撫でていたネズミをヘビのいるケースに放り込むと、 

でもそうじゃなくちゃつまらないけど、と言います。 

エリカはどうして会いに来たのか聞くと、 

もしかして助けてほしいとか？、と続けて尋ねました。 

恭平は息を切らしながら、 

ちゃちゃっと鷹介みたいにしてくれ、と言います。 

エリカはふふっと笑うと、 

なんで？、と言って目を大きく見開いて微笑みました。 

『好きな女の為に死ぬのは幸せだって言ってたじゃない』 

そしてエリカは怪我と顔色を見て、失血死まであと数時間ね、と言うと…

望んだように好きな女の為に死ねるわ、と言って恭平の唇に触れました。 

すると灰原がエリカの腕を掴み、 

交渉するのは僕です、と言って、エリカに交渉しようとします。 

エリカは、それは変な話じゃないかと言うと、 

この子が死ねば恋敵が減っていいじゃない、と続けて言いました。 

『美空さんは僕のだと認めるまで、勝手に死なれては困るんです』 

灰原はエリカの腕を掴んだまま、そう言いました。 

灰原の話を聞いたエリカは笑い出すと、 

本当に何でも引き換えに出来るの？、と聞きます。 

灰原は自分の身体までも引き換えようとしますが、 

エリカが求めたものは、恭平とのセックスでした。 

瀕死状態の恭平にそんなことはさせられないと、灰原は強く言います。 

エリカは、死にかけている時は子孫を残す本能で性欲が増すという話をしました。

そしてエリカは着ている服のボタンを外し… 

『灰原くんに私たちのセックスを見てて欲しいわ』 

『それが恭平くんを助ける条件よ』 

不敵な笑みを浮かべながら、エリカはそう言うのでした。 

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