鬼獄の夜95話/32巻ネタバレ！全巻無料・最新話まで読み放題の漫画アプリも解説

《ネタバレあらすじの内容！》

『早く行って信者にも見せてやりなさいよ』 

『化けの皮が剥がれたあんたの顔』 

美空は勝ち誇った顔で、柴にそう言いました。 

柴は、美空が執拗に煽って来た理由を理解します。 

美空はマイクに気付かれないように、 

そして声を荒げて、会話が開眼者たちに聞こえるように誘導していたのです。 

この状況を理解した柴に、 

今頃気づいても遅いわよ、と美空は言いました。 

美空は開眼者たちが混乱して、反乱を起こせばここは壊滅すると考えます。 

そうなれば流石の柴でも口封じは困難… 

そして美空には録音した柴の発言の証拠もあり、 

これが公になれば鬼にも調査が入るはずだと、そこまで考えていたのです。 

（もう足搔いても無駄よ、柴太一！！） 

美空が真っ直ぐ柴を見ていると、無表情で俯いていた柴が、微かに笑いました。 

予想外の反応に美空が動揺していると、 

柴はドアを開けて、押し寄せてきた開眼者たちの前に姿を現しました。 

美空は、窮地に追い込み不利な状況であるはずの柴が、笑っていることに困惑します。 

姿を現した柴に対し開眼者のひとりが、柴に掴みかかりました。

そしてこれはどういうことなのかと、説明を求めます。

他の開眼者たちも、柴を責めるように問いただし始めました。

すると柴は笑顔を崩さないまま、 

素早く開眼者のひとりの首を、ナイフで切り裂きました。 

『確かに僕は主様の為だけにお前たちを集めた…だがそれがどうした？』 

柴はそう言うと、血しぶきを浴びた顔でにっこりと微笑みました。 

そして、信じたお前達に非は無いのか、と聞きます。 

柴は持っているナイフを、 

切りつけられて倒れた開眼者の首に刺しました。 

美空は柴の行動が見ていられずに、手で口を覆って下を向きます。 

そして美空は、柴はそもそもの尺度が違い、 

柴にとっての人の命は余りにも軽すぎる、と思いました。 

『お前たちはいつもそうだ…期待通りにならないとすぐに人のせいにする』 

『ただ暗記と反射しかできない馬鹿でも、生きることを許されている社会に感謝しろ』 

柴はそう言いながら、ナイフを何度も突き立てます。

淡々と話を終えたかと思うと、切り取った首を床に落としました。 

そして柴は、お前達もういらない、と言うと、 

怯える開眼者たちは逃げるために走り出しました。 

柴は、逃げても無駄だよ、と言って鷹介に全フロアを閉鎖するように指示します。 

美空はどうすることもできない状況に困惑していると… 

恭平が叫びながら、獲物を見つけたライオンのように柴に飛びかかりました。 

柴は勢いよく床に倒れ込み、 

『やっと捕まえたぜ、美空を返しやがれ変態神主』 

そう言って、恭平は倒れ込んだ柴を踏みつけるのでした。 

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