鬼獄の夜96話/32巻ネタバレ！全巻無料・最新話まで読み放題の漫画アプリも解説

《ネタバレあらすじの内容！》

『美空を返しやがれ、変態神主』 

恭平は柴を蹴り倒すと、 

足で押さえつけながらそう言いました。 

突然現れた恭平に、その場にいた全員が呆然としています。 

そこへ力なく美空が現れると、 

下着一枚しか身に着けていない美空を見て、恭平は目を見開きます。 

そしてすぐさま、柴の顔面を強く蹴りつけました。 

恭平は強い怒りを柴にぶつけて、 

今度は柴の胸ぐらを掴んでもう一度殴ろうとしました。 

鷹介が恭平を止めようとしますが、 

柴は恭平の動きを見切ったような目をします。 

すると柴は、目に見えぬ速さで恭平の腕を掴みました。 

そして続けて、恭平を床に叩きつけるようにして倒したのです。 

まさかあの手の付けられない恭平を、柴がいなしてしまうことなど、

想像していなかった美空は、動揺を見せます。 

『これだから馬鹿は嫌なんだ…次の挙動をバラしてどうする』 

『滑稽だからやめてくれ、こっちが恥ずかしい』 

柴はそう言って、ニヤリと笑みを浮かべました。 

すると恭平は柴の手を取り、 

物凄い力で柴の指に噛み付くと、柴の指の骨はおぞましい音をたてました。 

柴が耐えがたい痛みに叫ぶと、 

恭平は口の中の血を吐きだし、話を始めます。 

毒を盛って他の女とヤらせたこと、 

鬼共に襲わせたことのこれらは、柴が死んだらそれで許す、と恭平は言いました。 

『美空に手ェ出したのは死んでも許さねぇ』 

『美空に触った指を全部へし折って、見た目玉は食ってやる』 

恭平は恐ろしい顔をして、柴にそう言いました。 

すると、話を聞いていた柴は笑い出し、 

僕に勝てると思っているのか、とぼそりと言うと… 

なんと、折れて反対方向に曲がった自分の指を掴み、無理やり元に戻したのです。 

そして柴は正常な方向に戻った指を見せて、 

貼り付けたようなおぞましい笑みを浮かべました。 

柴が恭平に気を取られている隙に、 

美空は急いで服を着て、逃げ出す手段を考えていました。 

恭平がここへたどり着けたなら、 

灰原もきっと無事に近くにいるはずだと美空は推測します。 

（柴は信者諸共この施設を放棄するはず） 

（早く灰原と合流して、信者たちを逃がさないと…！） 

美空はそう思いながら、 

枕の下に仕掛けていたボイスレコーダーを手に取りました。 

すると突然、館内に大きな警報音が何度も鳴り響きます。 

美空が驚いて振り返ろうとすると… 

美空の後ろには鷹介が居て、美空の手を掴みました。 

美空が呆然と鷹介を見ていると、 

『余計なことは、しないでくれ』 

鷹介はそう言うと、真剣な眼差しで美空を見つめるのでした。 

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