鬼獄の夜97話/33巻ネタバレ！全巻無料・最新話まで読み放題の漫画アプリも解説

《ネタバレあらすじの内容！》

『でけぇ図体のクセにちょろちょろしやがって…！』 

恭平は何度も足で攻撃を仕掛けますが、柴は軽々しくそれを避けていきます。 

恭平が今度は拳で殴りかかろうとすると、 

柴は力強く、恭平の重い一撃を受け止めました。 

避けてばかりでやり返してこない柴に対し、 

恭平は少し焦りを見せながら、苛立ちをあらわにします。 

すると今まで何もしなかった柴は、 

恭平の拳を受け止めている手を使って、パチン、と音を鳴らせました。 

恭平がその音に気を取られていると、 

その一瞬の隙に、柴は膝で恭平の腹に重い蹴りを入れました。 

恭平は床に膝をつき苦しんでいると、 

柴は恭平の今までの生い立ちを、淡々と話し始めます。 

そして恭平の性格や素行の悪さ、 

美空に捨てられた後の自暴自棄な行動など、柴は全て調べ上げていたのです。 

話を聞き終えた恭平は、柴を無言で睨みつけました。 

柴は恭平に睨まれようが関係なく、 

『都合のいい宿主を探しているだけの寄生虫め』 

『生きてて恥ずかしくないか？』 

そう言って、恭平を哀れんだ眼差しで見ながら笑みを浮かべました。 

そして続けて、恭平を馬鹿にした言葉を並べると、 

柴が言い終わらないうちに、恭平は柴の顎を蹴り上げました。 

顎を蹴られた柴は体制を保てずにふらつくと、 

てめぇは何を言ってんのかわかんねぇよ、と恭平は言います。 

恭平は柴の煽りに全く動揺を見せずに、 

『馬鹿にも分かるように煽れやゴラァ！！』 

そう言って、柴の顔を抑えて思い切り頭突きをしました。 

恭平は頭突きを何度も繰り返しながら、 

自分なりに美空を諦めようと、必死に足搔いたと言います。 

そして第一、美空が戻ってくるか来ないかは今は関係ない、と恭平は言うと… 

これは制裁だ、と言って柴の腕を折りました。 

『そこまでにしてください！！』 

恭平が振り返ると、鷹介が美空を人質にして立っていました。 

鷹介は恭平に、柴から離れるように指示します。 

恭平は柴から素直に離れると…

鬼のような形相で、5秒数えるうちに美空から離れろ、と言いました。 

恭平がカウントしながら、ゆっくりと鷹介に近づいていくと、

ゆらりと立ち上がった柴が、ニヤリと笑います。 

『恭平後ろ！！』 

美空が叫ぶも既に遅く、 

柴は恭平の腰にナイフを突き立てました。 

あの恭平が気配を感じないほど、 

殺気を出さずに、躊躇なく恭平を刺した柴。 

『馬鹿にも分かるように言ってやる、馬鹿は死ね』 

柴は静かに、笑みを浮かべながらそう言いました。 

恭平は腰にナイフが刺さったまま、床に倒れこんでしまうのでした。 

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