鬼獄の夜94話/32巻ネタバレ！全巻無料・最新話まで読み放題の漫画アプリも解説

《ネタバレあらすじの内容！》

『アンタは調子に乗り過ぎだ』 

柴は怒りに満ちた表情で、美空を睨みつけました。 

かかった、と思いながら、 

美空も柴を睨みつけるようにして見つめます。 

ここから一気に釣りあげようと、 

美空は柴がもっと怒るであろう¨父親¨を使って、勢いよく話していきました。 

『間違ってるなら論破してみなさいよ』 

美空がそう言うと、柴は思い切り美空の顔を殴りつけました。 

美空は殴られた勢いのまま、床に倒れ込んでしまいます。 

柴は砂時計を投げつけて割ってしまうと、 

倒れている美空の腕を、力強く踏みつけました。 

『僕は主様に選ばれた、だけど父親は違った』 

『僕は主様に必要とされてこの地獄に来た』 

柴は目を見開いて、大きく笑いながらそう言いました。 

美空は痛みに耐えながらも、 

それでこの人間牧場を作ったってわけ？、と皮肉を込めて言いました。 

柴はそれが僕の役目だと言って、薄ら笑いを浮かべます。 

美空は、私欲で人間を弄んでいるその本心を信者が知ったらどう思うかと聞くと… 

柴は注射器を手に取って、 

他人に自分の幸福を委ねる馬鹿をコントロールしてあげている、と答えます。 

そして柴は付け加えて、 

だから自分は¨かわいそう¨なんてとんでもない、と言いました。 

美空は注射器を持って近づいてくる柴に、 

私も薬でコントロールするのか、と聞きました。 

柴はうっすらと笑みを浮かべたかと思うと、 

『アンタは、あの馬鹿共とは違うよ』 

そう言って美空の爪の間に注射器を差し込み、剝がすようにして動かします。 

美空が悲痛に叫ぶと、 

歯向かう顔が歪む瞬間が堪らないよ！、と言って狂ったように笑い出しました。 

そして続けて、何度でも歯向かえばその度に僕は興奮できる、と言い放つのです。 

柴は注射器を投げ捨てると、 

興奮した様子で、ゲームの続きを始めようとします。 

するとそこへ、慌てた様子の鷹介が、部屋のドアを何度も叩いて柴を呼びました。 

せっかくいいところなのに、と言いながら、 

美空の手を離して柴がドアへと向かおうとすると… 

柴は、ベッドからコードが伸びていることに気が付きました。 

美空はニヤリと笑います。 

『柴さん大変です、柴さんの発言が全て施設内に流れています！』 

鷹介が必死に伝えるも、すでに遅く… 

施設にいる開眼者たちは、 

次々にざわつき、柴の言葉に動揺を隠せない様子。 

美空は痛む手を抑えながら、 

『さっきのセリフ…そっくりそのままお返しするわ』 

『アンタの顔が歪む瞬間、堪らないわね』 

美空は勝ち誇ったように、笑みを浮かべるのでした。 

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