アシガール漫画24話/4巻ネタバレ！全巻無料で読む方法・公式アプリ活用法も解説

《ネタバレあらすじの内容！》

ついに若君が戦国時代に帰る日がやってきました。

尊はいつもどおり日の出前に起床し、おしぼりとお茶を

朝稽古をしているであろう若君のところまで持っていきますが

庭には若君の姿が見当たりません。

心配になって部屋に様子を見に行くと、若君はベッドでうなされていました。

『若君！？』と、尊は慌てて若君に駆け寄り、体に触れると

すごい熱が出ています。

慌てて病院へ連れていくと

体内に残っていた異物が原因で感染症を発症していると診断されます。

そこまで重症ではないのですが再手術が必要らしく

必然的に今晩戦国時代に帰ることは不可能に。

すると、病床の若君が部屋に入ってきて、今日戻らないとダメなんだ…

唯を助けなければ…と、強く訴えますが

育代は、唯のことはこっちでなんとかするから大人しく休んでなさい

と、若君を説得します。

しかし、育代になにかできるわけではないので、隣にいた尊に

『何とか…できるのよね？』と、小声で確認しますが

尊は何も答えられませんでした。

家に帰り、尊は伸行と育代と三人で緊急会議。

このままでは唯は一ヶ月、何も知らないまま戦国時代で過ごさなければなりません。

なんとか唯にこのことを知らせる方法はないのか、と育代は尊に尋ねますが

タイムマシンの燃料は、宇宙線という特殊な成分を少しずつ蓄積したもの。

なので、もうあまり燃料が残っておらず、今回若君以外の人間が向こうに行けば

若君以外の人間が帰れなくなる可能性が非常に高いのです。

それを聞いた伸行と育代は言葉が出なくなり

唯の無事を願うことしかできなくなるのでした。

一方そのころ戦国時代。

目を覚ました天野は、若君が部屋から消えていることに仰天。

隣で眠っていた医者の宗庵を叩き起こして

『誰かっ…小平太ァ！！若君をっ若君をお捜ししろ！！』

と、皆に若君の捜索を命じます。

それからしばらく若君の捜索が続きますが、城内に姿は見えず

かといって万全の警備をくぐり抜けて城外に出るなど

瀕死の若君にできるはずがありません。

天野はひどく狼狽して、もう一度捜してこい！と命じます。

そして唯も、もしかして若君は助からなかったの…？と、不安で顔が真っ青になります。

しかし、唯には若君がそんな簡単に死ぬとはどうしても思えません。

だったら、現代に染まって戦国時代に帰りたくない、とか言い出したの？

なんてことも考えますが、若君に限ってそんなことはないだろうと、思い直します。

次の満月になったら若君は絶対に帰ってくる、と唯は信じることにしますが

再び一ヶ月、この戦国時代で過ごさなければならないことを考えると

涙が出てしまうのでした。

若君の捜索をしていると、黒羽城から若君の父（殿）が駆けつけてきました。

到着早々、殿は天野を呼びつけ

忠清はどこに行ったのじゃ！？と、詰問しますが

天野は泣きながらただ謝ることしかできず、全く要領を得ません。

埒があかないと思った殿は宗庵に尋ねると、一人で歩いて行ったとは考えられないし

生きている可能性も薄い、と言われ、縁側に腰かけて俯いてしまいます。

するとそこに成之が現れ、私に忠清を捜させてください

必ず見つけ出してみせますと、殿に進言。

それを聞いていた唯は、何を白々しいことを言ってんのよ！

と、心の中で怒りを爆発させます。

しかし、成之と目があったときに

成之が恐ろしい目で自分を睨みつけていることに気づき

若君暗殺計画を成之が企てたことを知っている今の自分の状況は

非常に危ういことを認識します。

とりあえず若君が帰ってくるまでは、厩で目立たず大人しく仕事をしようと

唯は決意するのでした。

厩では、同僚たちが成之の話をしていました。

やれ、成之が羽木家を継ぐだの、この馬たちも成之のものになるだのと言うので

藁の中で話を聞いていた唯は我慢ができず、何言ってんの！そんなわけないでしょ！

と、藁から飛び出して、同僚たちに反論。

すると、別の同僚が『唯之助逃げろ！！』と、厩に飛び込んできました。

『は？何ですかいきなり』と、唯は気の抜けた返事をしますが

取締方に自分が狙われている、と聞いて、顔が真っ青に。

成之の仕業だ！と、唯にはすぐに分かりましたが、今は逃げるしかありません。

すると、同僚たちが懐からお金を出して唯に持たせてくれます。

さらに、夜は冷えるから、と毛皮の上着も渡してくれたので

そんな同僚たちの優しさに唯は感激し、思わず涙がこぼれます。

そして、すぐに厩を出て、夜道を走っていくのでした。