鬼獄の夜50話/17巻ネタバレ！全巻無料・最新話まで読み放題の漫画アプリも解説

《ネタバレあらすじの内容！》

『美空さんは貴方のものなんかじゃありません、僕のです』 

煙の中から現れた灰原は、そう言います。 

突然のことに驚く美空は、呆然としています。 

灰原が、遅くなってしまったことを謝ると、美空は怒ります。 

『また危険な目に合わせてしまう』 

『無事だったなら、助けに来ないで下山してほしかった』 

美空は、灰原を叩きながらそう言います。 

しかし美空は心の中では、助けに来てくれたことに安心して目に涙を浮かべます。 

すると柴は、卑猥な言葉を並べて 

『横取りしちゃった』 

『悪いけどその子、もう僕で上書きされちゃったと思うよぉ』 

そう言って、灰原を煽ります。 

美空の顔色は、どんどん蒼ざめていきます。 

すると灰原は、柴の煽りには乗らずに一言だけ言い返します。 

そして、言いたいことはそれだけですか、と言って蔑んだような目をします。 

柴は大きく笑いだし、ここから逃げられると思ってるのか、と言うのです。 

部屋中に煙が充満する中、柴の背後の煙に影が見えます。 

その煙の中から出てきたのは、黄瀬です。 

黄瀬は出てくると同時に、柴を殴り飛ばします。 

突然のことに、驚く美空と灰原。 

殴られた柴は、床に倒れ込みます。 

『てめぇはマジで許さねぇ、ぶっ殺す』 

黄瀬は指を鳴らしながら、激怒した様子でそう言います。 

自我を取り戻した黄瀬に対し、柴が言葉を発すると、黄瀬はもう一度殴りつけます。 

続けて、柴が美空にしたことに対し怒りが止まらず、何度も柴を殴ります。 

柴は殴られ続けた衝撃で、気を失います。 

黄瀬自身も、正気を失っていたとはいえ美空を傷付けたことに自分を許せません。 

そして歯を食いしばり、思い切り自分を殴りつけます。 

黄瀬は、何度も美空に謝ります。 

美空の声は聞こえていたのに、身体が言うことを効かなかった 

どうしてこんな身体になってしまったのか、と戦慄します。 

そんな黄瀬に、美空は酷く心を痛めます。 

火が回っている危険な状態に灰原は、今は逃げましょう、と言います。 

黄瀬は自分を責めて、動こうとしません。 

『３人で贄取塚に来たんです 

美空さんを想うなら、3人一緒に下山しましょう』 

灰原はそう言って、黄瀬を説得します。 

そして美空と灰原で黄瀬を支え、柴を置いて部屋を後にします。 

灰原は、参番の協力がなければここへは来れなかった、と美空に説明します。 

美空はその言葉を聞いて、参番が裏切っていなかったことに安堵します。 

参番とは、社の入り口で落ち合う予定だと話す灰原。 

『なら急いで、早く合流しなきゃ！』 

そう言って、３人は外を目指して進みだすのでした。 

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