鬼獄の夜74話/25巻ネタバレ！全巻無料・最新話まで読み放題の漫画アプリも解説

《ネタバレあらすじの内容！》

『美空ちゃんが来るって分かってたら、もっと準備したのよ』 

続けてエリカは、ゆっくりしていってね、と言います。 

地下1階にはまるで旅館のような綺麗な部屋があり、 

そこへ案内された三人は、警戒を解きません。 

さっきとはまるで違う扱いに、 

状況も読めていない恭平が、困惑した気持ちを口にしました。 

美空はエリカを睨みつけたまま、 さっさと柴に会わせなさい、と静かに言います。 

睨まれていることに興奮しながらエリカは微笑むと、 

汚れている美空たちに、まずはお風呂に入るように言いました。 

美空はそっぽを向き、 

女湯の場所を聞いて一人で向かおうとします。 

すると恭平は美空に抱きつき、 久しぶりに一緒に入る？、と言いました。 

美空は無表情のまま恭平を押しのけると、 

エリカは自分たちを殺す気はない、と言ってその場を後にします。 

灰原は去ってゆく美空の後ろ姿を、 

ただ見つめることしかできないのでした。 

―――『いってぇぇ！！』 

湯に浸かった途端に、痛みで叫び声をあげる恭平。 

灰原はそんな恭平を見て、 

警戒心がないんですね、と呆れた様子で言いました。 

すると恭平は、灰原の下半身を見て、 

そんな小さい気だから、ナニも小さいんだと言います。 

『獅子を猫と見誤るのは愚の骨頂ですよ』 

灰原は恭平を見下してそう言いました。 

言われた言葉の意味が理解できない恭平。

そして灰原は、地下6階にいた鬼は友人だったことを話します。 

目の前で友人を失った美空がショックを受けていること、 

詳しい事情を知らなくても、もっと配慮すべきだと言いました。 

しかし恭平は、自分のことじゃないんだから分かるわけがない、と言います。 

そんな恭平に灰原が怒りをあらわにすると、 

『一緒になって悲しむことが優しさじゃない』 

『人の感情は、結局分かった¨つもり¨にしかなれねぇだろ』 

恭平は立ち上がって、灰原にそう言いました。 

自分は変わらずにどんな美空でも愛してやる、と言う恭平。 

気持ちに寄り添うのが愛情だと思う、と言う灰原。 

すると灰原が、裸のまま堂々と立っている恭平に、 

ご本人と違ってご子息は引っ込み思案なんですね、と言いました。 

灰原は、さっきの下半身の話を根に持っているのでした。 

―――その頃の美空は、黄瀬の手紙を見つめていました。 

結局何もできなかったことを悔やみ、涙を流します。 

するとそこへ、 

『美空お姉ちゃん、久しぶり』 

行方不明のはずの牡丹が、突然美空の前に現れました。 

突然のことに美空は一瞬固まるも、 

すぐに牡丹に近づいて両手で肩を掴みます。 

洋服を持ってきた、と言う牡丹に、 

美空は、私のことを覚えているか、と聞きました。 

牡丹は穏やかに微笑みながら、覚えているよ、と言い、 

あの時は事情があって知らないふりをするしかなかった、と話します。 

（私ができること、牡丹ちゃんだけは助けてみせる！！） 

美空はそう思いながら、 

貴女を探していた、すぐに帰ろう、と言います。 

しかし牡丹はそれは出来ないと言うと、 

突然震えだして、美空の手を振り払いました。 

『ダメダメダメダメ、私はここに居なくちゃ』 

牡丹はさっきまでの穏やかさとは打って変わり、

恐怖に慄き、顔を歪ませてそう言うのでした。 

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