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私たちはどうかしている|漫画32話/7巻ネタバレ!母屋の記憶と首筋キス(8回目)

漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。

この記事では、漫画の第7巻に収められている第32話のネタバレあらすじを書いていきます。

他の話数のネタバレあらすじはこちらをクリックしてご覧ください。

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私たちはどうかしている|漫画32話/7巻ネタバレあらすじ

漫画『私たちはどうかしている』の第32話タイトルは『封印された扉』。

直前話のネタバレあらすじはこちら

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

光月庵の玄関先で、七桜と栞は目を合わせました。

七桜は栞の顔を見て、結婚式のあのときに破談にした椿の婚約者だと思い出します。栞は七桜に話しました。

新しく結婚の話が決まったこと。そして、光月庵で開かれる3日後の茶会に参加したいと思っていること。

『あの…私きっと幸せになります。七桜さんも椿さんとお幸せに』

そう言って去っていく栞を見て、七桜は思います。

(あの人を傷つけて、私はこの店に入り込んだんだ)

ー翌朝。

七桜は15年前の事件が起こった光月庵の母屋に向かいました。

昔の記憶を頼りに、七桜は庭から、椿の父である旦那さまの部屋を探しながら、昔の記憶を思い出そうとしていました。

ママが取り調べ中に死んで事件の捜査は打ち切られた。倒れた旦那さまのそばに落ちていたナイフにはママの指紋がついてたって聞いた。ほかに疑わしい人も結局いなかったって。

(…でも、ほんとうに?…私があのとき見たのは、ほんとうに椿と旦那さまだけだった?)

七桜の記憶は曖昧でしたが、何かを忘れているような気がしてなりません。

記憶を頼りに旦那さまの母屋に行くと、縁側の戸は固く閉ざされ、中を見ることはできませんでした。

ならばー。七桜は、次は屋敷の中から母屋に向かいました。

七桜が廊下を歩いていると、偶然にも職人の山口が通りかかりました。こんなところでどうしたのか、と不思議そうに聞いてきます。

七桜は結婚式が近いので屋敷を確認していたととぼけました。そして、屋敷の奥に進もうとしますが、山口は奥には進めないと止めました。

山口は七桜に言いました。

屋敷の奥に続く廊下は、鍵付きの扉で固く閉ざされている。この扉の鍵は、毎年、茶会の日だけに開けられ、大旦那が亡くなった息子を悼んでいるのだ、と。

七桜は思いました。

(茶会のときなら、どさくさにまぎれて入り込めるかもしれない。結婚式まではいられない。それまでに真相をつかまなきゃ)

山口はふと心配そうに七桜に言いました。

『大丈夫ですか?いや…またおふたりに距離がある感じがして…。』

七桜は目を丸くしました。山口は穏やかに笑って続けます。

『私はちょっと嬉しく思っていたんですよ。ここ最近、椿さんの雰囲気が変わったから。椿さんは否定するかもしれませんが、七桜さんのおかげですよ』

そして山口は、最後に七桜にこう言いました。

『ずっと、椿さんのそばに、居てあげてくださいー。』

旦那さまの住んでいた母屋は、毎年、大旦那主催の茶会の日にだけ鍵が開く。

ならばー。七桜は茶会に日に、旦那さまの部屋に行くことを決意しました。

山口は、七桜と椿のことを、暖かく見守っているようです。

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

光月庵の店頭でー。

女将が接客をしていると、多喜川が店に入ってきました。女将は表情を強張らせます。

多喜川は注文した御菓子をを受け取りながら、女将にこう言いました。

『これからは店にもちょくちょく寄らせてもらおうかな。そうだ、今日子さんもぜひうちに来て、父に手を合わせてやってください。きっと父も喜びます』

女将は、ぐっと言葉に詰まるのでした。

ーそして場面は変わり。ここは光月庵の茶室。

壁には「不妄語戒」の掛軸が掛かっています。

椿はここで茶を点てていました。そんな椿は七桜に気づき声をかけます。

椿『なに見てるんだ。そんなところで』

七桜『こ…ここにいるって聞いたから』

七桜と椿は、お互いのことが気になる様子。

七桜『何かあったの?椿さんがお茶を点てるのは心を落ち着かせたいときでしょ』

椿『…べつに。ただ時間があったから始めただけだ。』

ふたりは何気ない会話を始めるものの、お互いに本音を話そうとはしません。

椿『おまえは朝早くからどこかに出かけてたな』

七桜『あ…うん。今日は厨房も休みだったし散歩に出てたの。最近、体なまってきたし』

七桜が、旦那さまの母屋に行こうとした事実を伏せて、そう答えるとー。

椿は七桜をからかうように言いました。

椿『そういえば、すこし太ったよな』

七桜『は!!?』

椿は穏やかに笑います。しかし、その表情は、どこか寂しそう。

(そんな顔…しないでほしい…)

七桜はうつむき、椿に言いました。

『そ…そういえば昨日、栞さんに会ったよ。ほんとうだったら、あの人と穏やかな結婚生活を送ってたかもしれないんだよね』

(栞さんなら、ずっと椿のそばにいられたのに)

そう言う七桜を、椿はじっと見つめてきます。

椿『なんで、そんなこと言うんだ』

七桜はハッとして、慌てて茶室を出ていこうとします。

七桜『ご…ごめん、私、邪魔だよね』

しかし、七桜が背を向け茶室を出ようとするのを、椿が後ろから抱きしめました。七桜はますます慌てます。

七桜『ど…どうしたの急に』

椿は苦しそう。何かを言いたげな表情です。そして七桜を振り向かせ、首筋に顔をうずめました。

椿『理由なんていらないだろ。俺のものになるんだ』

そのまま椿は七桜を押し倒します。強引に七桜の首筋にキスをしました。

(熱いー。印をつけるみたいなキス。)

七桜は椿を見つめ、椿とキスを重ねていきます。

七桜『茶会の御菓子、なににするの?』

椿『…夕顔にする』

夕顔は夏の夕方に開花し、翌日の午前中にはしぼんでしまう、儚い花。

(夕顔…一夜で散る、はかない恋。)

七桜は視線の先に「不妄語戒」の掛軸を見て、こう思うのでした。

(きっと、これも罪になるー。)

夕顔は、夏の夕方に開花し、翌日の午前中にはしぼんでしまう、花です。

夕顔の花言葉は、「夜」、「はかない恋」、「罪」。

七桜の視線の先に見えたのは「不妄語戒(ふもうごかい)」の掛軸です。

掛軸の意味は、偽りの心をもってはいけない。

椿との恋と、夕顔の花言葉を重ねて、七桜は罪悪感を感じるのでした。

続きのネタバレあらすじはこちら

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私たちはどうかしている|原作漫画の巻数・話数は?

漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。

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