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私たちはどうかしている|漫画54話/12巻ネタバレ!大旦那の死去と光月庵の新当主

漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。

この記事では、漫画の第12巻に収められている第54話のネタバレあらすじを書いていきます。

他の話数のネタバレあらすじはこちらをクリックしてご覧ください。

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私たちはどうかしている|漫画54話/12巻ネタバレあらすじ

漫画『私たちはどうかしている』の第54話タイトルは『朔(さく)』。

直前話のネタバレあらすじはこちら

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

光月庵はお前に譲るー。

そう言って大旦那は開けたのは、七桜の部屋の扉でした。七桜が大旦那を振り返ります。

女将は、部屋に七桜がいるのを見て、驚愕のあまり叫びました。

『どうして…私は柚子の上生を選んだのです!!見た目も美しくて趣向を凝らした御菓子…まさしく椿が作ったものです!!』

しかし大旦那は女将に言いました。

『椿が作ったのは、つばき餅。樹から初めて教わった御菓子だ』

それを聞き、女将は真っ青になりました。

大旦那が椿のいる扉を開けると、椿は瞠目したまま下を見つめていました。

女将は叫びます。

『椿!!あなた約束したわよね。絶対あの女に勝つって。だから信じて任せたのよ。ねぇ椿!!』

椿は黙ったまま答えません。

『なんのために…あなたを産んだと思ってるの…いくらでも方法はあったのに!信じるんじゃなかったわ』

大旦那が、やめないか、と女将を止めに入りました。

しかし次の瞬間ー。

ドクンと大旦那の心臓が鳴り…大旦那はその場に倒れてしまいました。

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

すぐに大旦那は救急車で病院に運ばれました。

大旦那は集中治療室で治療を受けています。

廊下では、椿、七桜、女将、多喜川、の4人が、険しい表情で大旦那の容態を伺っていました。

すると集中治療室から、医師が出てきました。

『椿さんはいらっしゃいますか?お祖父様が話をしたいとおっしゃっています。椿さんお一人に…』

そこに居た誰もが驚き、椿はひとり集中治療室に入りました。

大旦那の顔は青ざめ、表情は今にも力尽きそうなほどに苦しそうです。

大旦那は、残された力を絞り出すように、ゆっくりと言いました。

『椿…おまえの作った…つばき餅…。魂を…ふるわされた。本当にうまかった…わしのために…わしだけに向けられた菓子だった』

大旦那は目を細め、椿をみました。

(それでも、あの菓子を選ぶわけには、いかなかった…)

『すまなかったな…椿…いままで本当に…。これからは、もっと…自由に菓子をつくって…おまえだけの菓子をつくるんだ』

その言葉に、椿が目を見開きます。

『なににも縛られず…自分のために。好きに…自由に…』

大旦那が目を閉じました

大旦那は力尽き、心電図の心拍数値がゼロを示しています。

医師が『高月さん!!』と呼びかけます。

椿は大旦那に言いました。

『おじいさま!まだ二つ…たった二つしか食べてない…。これから、もっともっと食べてもらう。いままでの分ももっと…おじいさま!!』

しかし、心電図の音は戻りません。

冷たくなっていく大旦那の隣で、椿の目からは、涙がこぼれー。

椿の頭に、大旦那の言葉がこだまします。

(本当にうまかった…うまかった…)

椿は大旦那の前でうずくまり、泣きました。

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

大旦那が亡くなりました。

大旦那の葬式に、七桜が正式礼服で現れます。

女将は葬式から七桜を追い出そうとしますが、多喜川が女将を制止しました。

女将は椿を探しますが、椿はなんと略礼服で姿を現します。

親族は正式礼服が常識です。そこに居た誰もが、光月庵の跡継ぎが、椿ではなく、七桜に決まったのだと理解するのでした。

焼香をすませ、椿が外に出ると、山口が声をかけてきました。

『椿さん!待ってください。まさかこのまま…』

椿は山口に言いました。

『感謝しています。俺のものは適当に処分してください』

椿は、荷物をたずさえ、光月庵の門を出ていきました。

すると門を出たところに七桜が立っていました。

椿は七桜に気づくと、七桜にこう言いました。

『18年前と逆になったな…。あのときからずっと、こうしたかったんだろ?やっと自分のものを取り戻せた。良かったな』

椿の目はどこか穏やかです。そして、七桜にこう告げました。

『ひとつ頼みがある。光月庵を、絶対つぶさないでくれ』

そう言って歩き去っていきました。

椿の背中を見送り、七桜の目に涙がこぼれました。

(泣く権利なんかない。私はずっと欲しかったものを手に入れたんだから。この先何があっても、かならず守りぬくー…)

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

一方その頃、光月庵の葬式会場で。

多喜川に、ある女性が声をかけてきました。

その女性は、栞の姉でした。多喜川とは見知った関係のようです。

多喜川は言いました。

『きみも参列してたのか。妹の栞さんなら、まだ奥だよ』

すると栞の姉は、怪しい笑みを浮かべて多喜川に言いました。

『今日はあなたに、お祝いを言いに来たの。目的を果たすことができて、おめでとう、多喜川さん。』

続きのネタバレあらすじはこちら

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私たちはどうかしている|原作漫画の巻数・話数は?

漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。

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