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私たちはどうかしている|漫画20話/4巻ネタバレ!多喜川薫の正体と女将の共犯者

漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。

この記事では、漫画の第4巻に収められている第20話のネタバレあらすじを書いていきます。

他の話数のネタバレあらすじはこちらをクリックしてご覧ください。

私たちはどうかしている|漫画20話/4巻ネタバレあらすじ

漫画『私たちはどうかしている』の第20話タイトルは『残された御菓子』。

直前話のネタバレあらすじはこちら

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

ー茶会の席で。

椿の御菓子の説明が終わり、他の客人たちは、美味しそうに御菓子を口にします。

しかし、大旦那は何を考えているのか、じっと御菓子を見つめていました。

椿と七桜が見守るなか、大旦那は近くの女中を呼び寄せ、御菓子を口にすることなく下げさせてしまいます。

(食べてもらえなかったー。)

茶会が終わり、片付けを始めた七桜と椿。

七桜は椿に『悔しい』と呟きました。

しかし椿は『あのじじいが食べるはずないだろ。わかっていたことだ』と平気な素振り。

(そんなはずない。だって椿はあんなに緊張してたのに…)

そんななか、片付けをしながら七桜はふと庭で会った男性のことを思い出しました。

(そうだ。あの人。あの人は何者なの…)

七桜は袱紗を茶室に忘れたと嘘を付き、茶室に戻ります。そして、男性の姿を見つけ『っ…ひげの人!』声をかけました。

男性は『その呼び方はひどいな。僕には多喜川って立派な名前があるんだけど』と笑います。

多喜川は話し始めました。

『僕はきみのお母さんの御菓子のファンなんだ。うちの父は年の行事を大切にする人でね、家族の味なんだよ』

七桜の母親の『私は何もやってない』という手紙を持っていた経緯について、多喜川はこう話しました。

『父も去年亡くなってね、そのとき手紙のことを頼まれたんだ。父がどういういきさつであの手紙をお母さんから受け取ったかはわからないけど、どこかにいる娘さんに渡してほしいって。そして力になってやってくれって』

多喜川家にとって、七桜の母親が作った御菓子は「家族の味」そのもの。

多喜川は、僕がきみを見守ってる、と話し、七桜の前から姿を消しました。

ついに男性の正体が明らかになりました。

男性の名前は多喜川薫。

この辺り一帯の地主で、いろんな事業も手広くやっている実業家。

多喜川は、七桜の母親が作る御菓子のファンでした。

多喜川の父がどういういきさつで、あの手紙をお母さんから受け取ったかは、漫画では明かされていません。

ただ、多喜川薫は『きみがお母さんのお菓子を作り続ける限り、僕がきみを見守ってる』と伝え、姿を消しました。

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

椿と七桜は、片付けを済ませ、茶会の亭主に別れの挨拶をします。

椿は亭主に、食べ残された御菓子を持ち帰りたいと話します。しかし亭主は、不思議そうな様子。

亭主『御菓子ですか?それならすべてなくなりましたが…』

椿『でもうちの大旦那が…』

すると亭主は合点がいったようで、こう言いました。

亭主『ああ、あれは包んでほしいとお願いされたんです。持ち帰りたいからと』

椿と七桜は亭主の話を聞いて驚くのでした。

ー光月庵の仏壇の前で。

大旦那は、息子の遺影の前に椿の御菓子を供え、遺影に向かって話しかけていました。

『お前は、認めていたのか…?』

そして御菓子を手に取り、口にします。

大旦那は御菓子を味わい、呟きました。

『…まだまだだな』

大旦那の様子を、椿と七桜は庭先から聞き入っていました。

七桜は大旦那が御菓子を食べる様子をみて嬉しくなり、椿に話しかけようとしますがー。

七桜は椿の様子にはっとして、気づかれぬようにその場を去りました。

椿の目からは、涙がこぼれていました。

(このシーンは泣ける!)

大旦那に御菓子を食べてもらいたい一心で、これまで頑張ってきた椿。

やっと大旦那は、椿の作った御菓子を食べてくれました。

ようやく椿の思いが報われましたね!

大旦那に椿の思いが伝わって、本当に良かったです〜!

ー椿と七桜の部屋で。

七桜は先に部屋に戻り、ほっとしていました。

(椿のことなのに…自分のことみたいに胸が温かくなった)

七桜は卓子に祝い酒と余った落雁を用意し椿の帰りを待ちました。

椿は部屋に戻ると、七桜と祝い酒を見て嬉しそう。七桜の膝の上に頭を置いて寝転がり、穏やかな様子で話し始めました。

『10年…ひと口も食べることなかったんだ。茶会の話を強引に引き受けたとき、ふざけるなと思ったけど…やるって言ってくれて、ありがとな』

七桜は、椿からの膝枕に動揺しながらも、笑いながら落雁を頬張り、言いました。

『わ…私じゃなくて御菓子の力でしょ。こんなに美味しいんだから』

ふいに落雁が砕けて椿の顔にかかり、七桜は慌てました。

七桜の手には粉々になった落雁の粉。

すると椿は、おもむろに七桜の手にある粉々の落雁を舐めはじめ、そのまま七桜を押し倒し、キスをしようとしました

七桜はドキリとします。

七桜『言ったでしょ。もうしないって…』

そう言って七桜は拒否するものの…

椿『イヤならふりほどけばいい。全部俺のものにしたい。それくらい、おまえが愛おしい』

椿に押し倒された七桜は、椿と再び肌を重ねてしまうのでした。

またしても七桜と椿が!

以前とは違い、椿は七桜を自分のものにしたいと言ってきます。

押し倒されると七桜も拒否しきれません。

(椿は七桜の初恋の相手ですもんね)

母親に濡れ衣を着せた相手と再び肌を重ねてしまいます。

許せない気持ちと、好きな気持ちと。

(もう昔のことはいいから、くっついちゃえよ!て思いますが)

椿と七桜には幸せになってほしいです…。

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

女将は話をしていました。

『またあなたなんでしょう?お茶会の御菓子の電話よ。椿さんに伝えなかったでしょ』

女将が話している相手は、なんと職人の城島です。

『だってムカつくんですよね。いつも涼しい顔をして』

城島は悪そうな笑みを浮かべて、大事なものを奪ってやる、と呟くのでした。

女将の共犯者が城島であることが明らかになりました。

女将は「またあなたなんでしょう?」と言いますが、「また」とは、以前に七桜が陶器を投げつけられた事件を言っているようです。

今後の行方が気になります。

続きのネタバレあらすじはこちら

私たちはどうかしている|原作漫画の巻数・話数は?

漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。

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13巻(最新) 58話59話60話

電子版漫画の5巻と10巻には電子版特典が付いています。

電子版特典では、紙面漫画にはないオリジナル・ショートストーリーが掲載されています。

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