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私たちはどうかしている|漫画56話/12巻ネタバレ!七桜の流産を知った椿

漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。

この記事では、漫画の第12巻に収められている第56話のネタバレあらすじを書いていきます。

他の話数のネタバレあらすじはこちらをクリックしてご覧ください。

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私たちはどうかしている|漫画56話/12巻ネタバレあらすじ

漫画『私たちはどうかしている』の第56話タイトルは『女主人・七桜』。

直前話のネタバレあらすじはこちら

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

ー武六会の席で。

七桜は、2月末日にある儀式の話を聞きました。

先祖代々伝わる重要な儀式であり、ちょうど20年前は、七桜の父親の樹が、伝統の道具を使って落雁を作ったという。

(試されている…私が光月庵の店主にふさわしいかどうか…)

芥田から、どうするか、と聞かれ、七桜は答えました。

『作ります。かならず皆さまの納得いく御菓子を』

ー武六会からの帰り道で。

七桜と多喜川は一緒に歩いていました。多喜川が七桜を気遣います。

武六会のメンバーの緑川が、多喜川を侮辱するような物言いをしたのが、七桜には許せませんでした。

『多喜川さんは本当にいいんですか?あの人たちは多喜川さんの全部を知ってるわけじゃないのに。』

多喜川が、いやぁ、と苦笑すると七桜は真剣に言いました。

『私…多喜川さんのこと、もっとちゃんと知りたいです。好きなものや苦手なこと…本当の多喜川さんを知りたいです』

多喜川の脳裏に、七桜の母親・百合子の姿が浮かびます。

本当はどんな御菓子が好きなの?ときいてくれた百合子は、多喜川に優しく微笑んでいました。

多喜川はその場で固まってしまいます。するとー。

長谷屋の当主・由香莉が『なにかもめごと?』と言って、ふたりに近づいてきました。

『ねぇ、七桜さん知ってる?薫さんてね…』

多喜川はとっさに叫び、由香莉の言葉を遮りました。

『由香莉!』

そして、とぼけながら話題をそらし、その場を立ち去ってしまいました。

七桜は違和感を感じました。多喜川の表情は一瞬とても険しく見えました。

(あのときの多喜川さんのまなざし…一瞬、誰かに似ていると思った…でも誰に?)

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

七桜は光月庵に戻ると、代々伝わる光月庵の道具を取りに行きました。

道具は仏間の引き出しに入っているはず。しかし、引き出しのなかに道具がありません。さらに女将の姿もなく女将の荷物もなくなっていました。

慌てた様子の七桜をみて、女中も職人たちも心配してきます。

『七桜さん、どうかされたんですか?』

しかし、七桜は、なんでもないです、とごまかしました。

(ダメ。言えるわけない…ただでさえ私が店主になって、みんな不安になってるのに。私ひとりで何とかしないと…!)

七桜は思い当たる店を手当り次第にまわります。

(見つけなきゃ…見つけなきゃ。早くー…)

そうして道路で、あやうく七桜は車にひかれそうになりました。

必死な七桜にはまわりが見えていなかったのです。そんな七桜をとっさに助けたのは栞でした。

栞『どうしたんですか、七桜さん。危ないですよ。なにかあったんですか?』

七桜『な…なにも…。大丈夫なので栞さんは店に戻ってください』

しかし、栞は七桜の様子がおかしいと気づきます。そして言いました。

『七桜さん、店は一人でやるものじゃないですよ。七桜さんだけのものじゃないんです』

七桜は涙を浮かべて言いました。

『栞さん…』

七桜は栞に打ち明けました。光月庵の道具が失くなってしまったこと、女将を探していること。

すると栞は急いで光月庵に戻り、帳簿をめくりながら電話をかけはじめました。

『どこかに女将さんが立ち寄ってるかもしれません。片っ端から聞いてみます』

そして栞は七桜に栗まんじゅうを差し出しました。

『七桜さん、なにも食べてないですよね。お腹すいてるんじゃないですか』

七桜は、栞の気遣いが心に染みて、感謝の気持ちでいっぱいです。七桜は栞に言いいました。

『栞さん、今日はありがとう。私…どうしていいか焦っちゃって…本当にありがとう』

栞は、穏やかに笑います。

『不思議ですよね。光月庵で七桜さんと並んで御菓子を食べてるなんて』

七桜と栞のあいだに穏やかな空気が流れました。

すると、栞は何かを思い出し、ふと七桜にききました。

栞『七桜さんは…その…多喜川さんと付き合ってるんですか?』

七桜『え…』

栞『すみません、変なこと聞いて。姉のことが気になって。』

七桜『由香莉さん?』

栞『10年くらいまえ、多喜川さんと姉は、たぶん付き合ってたんだと思います。姉の由香莉には気をつけてください』

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

一方その頃、石川県志賀町。

椿は、小料理屋に来店し、食事をしていました。

席の向こうのほうで態度の悪い男性客がタバコを吹かし店の文句を言っています。

小料理屋の店主は気まずそう。

椿は客席から言いました。

『煙草…やめてもらえませんか。食事の味が変わるので』

椿がそう言うと、男性客は椿に喧嘩をふっかけてきました。

『なんだてめぇ、えらそうにしやがって!』

男性客が椿になぐりかかり、店内は騒然となりました。

女性が警察に電話をかけています。

『もしもし警察ですか、すぐに来てください!』

男性客らは、それを聞き、店を去っていきました。

顔を殴られうつむく椿に、その女性が声をかけてきました。

『…椿くん?やっぱり椿くん!?』

椿が顔を上げると、そこには夕子が立っていました。

夕子はかつて七桜の母親を名乗った女性。

七桜が流産したときも、七桜のそばにいた女性です。

次話では、椿は夕子から、七桜が妊娠していたという事実を聞かされます。

続きのネタバレあらすじはこちら

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私たちはどうかしている|原作漫画の巻数・話数は?

漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。

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12巻 54話55話56話57話
13巻 58話59話60話

電子版漫画の5巻と10巻には電子版特典が付いています。

電子版特典では、紙面漫画にはないオリジナル・ショートストーリーが掲載されています。

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