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私たちはどうかしている|漫画39話/8巻ネタバレ!栞の片思いと七桜の登場

漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。

この記事では、漫画の第8巻に収められている第39話のネタバレあらすじを書いていきます。

他の話数のネタバレあらすじはこちらをクリックしてご覧ください。

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私たちはどうかしている|漫画39話/8巻ネタバレあらすじ

漫画『私たちはどうかしている』の第39話タイトルは『3回目の秋』。

直前話のネタバレあらすじはこちら

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

栞が光月庵に雇われてから、3回目の秋が訪れました。栞はすっかり光月庵の看板娘になっています。

山口が椿に、五月雨亭の選定会に出す御菓子をどうしますかと話しかけると、椿は『山口さんにお任せします』と言いました。

城島が椿を見やり、山口に言いました。

城島『最近あの人、店の御菓子をあまり作らないですよね。』

山口『仕方ないだろ。大旦那さまの代わりを全てやってるんだ』

椿は入院中の大旦那の代わりに光月庵の全てを切り盛りしており、毎日忙しくしていました。

栞も光月庵で充実した日々を過ごしていました。栞は、そばで椿を見ていられることに幸せを感じていました。

そんな栞のもとに女将が現れます。女将は栞を部屋に呼び、栞に聞いてきました。

『うちに来て2年も経つのに、椿さんとはまだ何もないの?』

栞が気まずそうにうつむくと、女将は栞に近づくなり、首筋に香を塗り、耳元でささやきました。

『仕方ないわね。どう?男を虜にする妖艶な香り…ときには自分から攻めなくちゃ。栞さんはとても魅力的よー…』

その夜ー。

栞は、大部屋で和椅子に座ったまま、うたた寝をしている椿を見つけました。

(自分から攻めるのよ)

女将の言葉が栞の脳裏によぎりますが、栞にはそんな勇気がありません。

栞は、うたた寝をする椿にそっと上着をかけると、椿から少し離れて座り、椿の着物の繕いを始めました。

椿は目を覚まします。栞も椿に気づいたようで、椿に言いました。

栞『あ、大丈夫ですよ。片付けはすませましたから。まだ休んでいてください』

椿『その着物…』

栞『あ…勝手にすみません。ほつれが気になって。早く直してあげれば長く着られますから。椿さんの着物、どれも素敵ですし。』

栞と椿の間に穏やかな空気が流れました。

栞は『あ!椿さんはどうぞ早く寝てください』と言って椿を気遣いますが

椿は『…いや、俺ももう少し、ここにいます』と言って手元の書類を眺め始めました。

ふたりの間に、穏やかに、無言の時間が流れます。

椿はふと縁側の外の月を眺め…時間の移ろいに想いを馳せました。

(もう3年も経つのか…七桜はどうしているんだろうか…。)

椿の脳裏に七桜の顔が浮かびます。

(いまのアイツを思い浮かべると、いつも同じ情景が浮かんでくる。雑踏とは無縁の静かな街。そこにたたずむ小さな和菓子屋。そこで毎日…和菓子を作ってる。毎日…楽しそうに。)

椿は自分に言い聞かせました。

(幸せにやっているんだろう。こんな小さな世界のことは全部忘れて。自由に御菓子を作ってる。3年ー…過去にするのに、充分な時間だ。俺は過去に縛られている。6歳のあのときからずっと…。でもあいつは前を向いているんだろう。…幸せでいるんだよな)

ー翌朝。

椿は、白藤屋にお使いに出かけようとする栞に声をかけました。

『栞さん、今度新しい着物を選んでもらえませんか。』

あ、お使いですね。と言う栞に、椿は言いました。

『違いますよ。たまには、一緒に出かけませんか』

それを聞いて栞の顔は赤くなるのでした。

椿はこのとき、ある俳句を思い出し、こう思うのでした。

「この道や行くひとなしに秋の暮れ」

(こんな言葉も、以前の俺なら出てはこなかった…)

この道や行くひとなしに秋の暮れ」は、松尾芭蕉が詠んだ俳句です。

この俳句の意味は

もの淋しい秋の夕暮れ。行く人もいないひとすじの道が、かなたへと続いている。

というものです。

この俳句は、俳諧に生涯をかけた松尾芭蕉の孤独を詠ったものだと言われており

孤独な俳諧の道も同じように暮れやすく孤独なものだなぁ。

という心情を描いています。

椿は孤独を抱えたまま

自分を気遣ってくれる栞に寄り添おうとしているのでしょうか?

それでは、続きのネタバレをどうぞ。

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

白藤屋にお使いに行った帰り道。

栞は椿の誘いの言葉を思い出していました。

(それってやっぱり…デート?)

栞は、期待してもいいのだろうか、と思い巡らし、バス停でバスを待ちながらぼんやりしています。

そこへバスが到着しました。

栞はハッとして慌てて立ち上がりますが、慌てていたために隣の男の子にぶつかってしまいます。

男の子は両手にトンボを捕まえていましたが、栞がぶつかった弾みで、トンボを逃してしまいました。

男の子は、トンボが逃げたと大泣きし、栞は慌てました。

そこへー。ひとりの女性が男の子に近づいてきました。

『ボク、これじゃダメかな』

女性はそう言って、男の子に、トンボの柄が模された和菓子を手渡します。

男の子は泣き止み、御菓子をみて嬉しそう。

栞はハッとして、立ち去ろうとする女性の手を掴みました。

その女性は、なんと…七桜でした。

一方、その頃、椿のもとに週刊紙の記者が尋ねてきました。

記者は名前を高橋と名乗り、火事の真相を記事にしたいと椿に話します。そして、こう言いました。

『18年まえの事件ー…、調べたらおもしろいことがわかる。そう情報があったんですよ』

高橋は椿に、18年前の事件についても調べたいのだ、と言ってくるのでした。

3年を経て、七桜はふたたび姿を現しました。

記者に情報を流した人物は明かされていません。

なぜいまさら、と椿は思います。

そしてその頃、五月雨亭の茶会の御菓子が、光月庵ではなく花がすみという店に決まってしまうのです。

続きのネタバレあらすじはこちら

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漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。

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