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私たちはどうかしている|漫画38話/8巻ネタバレ!栞が家出し光月庵へ

漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。

この記事では、漫画の第8巻に収められている第38話のネタバレあらすじを書いていきます。

他の話数のネタバレあらすじはこちらをクリックしてご覧ください。

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私たちはどうかしている|漫画38話/8巻ネタバレあらすじ

漫画『私たちはどうかしている』の第38話タイトルは『茨の道へ』。

直前話のネタバレあらすじはこちら

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

椿は病院の廊下に飛び出し『七桜…、七桜!』と呼びながら七桜の姿を探します。

椿は病院中を探し回りますが、七桜の姿はありません。椿は諦め、大旦那の病室に戻りました。

大旦那の病室に活けてあったのは「関山」。関山は遅咲きの桜…さくらです。

椿は誰かが活けたであろう「関山」をじっと見つめるのでした。

一方、結納当日に結婚できないと言い出した栞。

父親は、長谷屋のメンツに泥を塗り恥をかかせたとカンカンです。縁談相手に謝れと言ってきます。

『全部おまえの幸せのためにやってるんだぞ!今からでも遅くない。角倉さんに許しを請うんだ!』

そう怒り狂いますが、栞はぐっと決意した表情で父親に言い返しました。

『なんの取り柄もないから、お前は早く嫁に行くのがいい。お父さんの言葉をずっと疑わず信じてきました。でも…牡丹は赤にしたいんです。私を自由にしてください』

父親は、栞が椿に未練を持っていることに勘付きます。

椿は以前に長谷屋との縁談を破談にし栞を傷つけた相手です。父親はなぜ栞が椿にこだわるのか理解できません。

怒り狂った父親は『出ていけ!二度とこの家の敷居をまたぐな』と栞に言い放ちました。

栞は父にお辞儀をして、荷造りをし、長谷屋の屋敷を出ていくのでした。

出ていく栞を、栞の姉が呼び止めます。そして姉は栞にお守りを手渡しました。

『あなたへのお守りよ。これを持って行きなさい。覚えておいて、栞。この家の血があなたに流れていることは変わらない。誇りを踏みにじられることは許されないから

栞は、父親に勘当され、家を出ていくことになりました。

栞が父親に言い返した『でも…牡丹は赤にしたいんです』という言葉。

この牡丹は何なのか?

個人的な考察ですが、おそらく直前に椿と作った和菓子が「牡丹」だったのだろうと思います。

濃い赤色に色付けした牡丹を椿に『俺は好きですよ』と褒められて、栞は『赤にしたい』と言ったのかな、と。

そして、栞の姉が栞に手渡したお守りですが、漫画では、何か縦長の小物を手渡していました。(一般的なお守り袋ではないようです)

いったい何を渡したのか?

個人的な予想ですが、栞の姉が渡したのは、お守り刀(護身刀)ではないか、と思います。

なんとなく形が縦長でそれっぽいですし、姉の言葉に武士道の雰囲気が漂っている気がしました。(あくまで予想です)

それでは、続きのネタバレをどうぞ。

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

ー光月庵で。

椿が店頭で仕事をしていると、栞の父親が怒鳴り込んできました。

椿を見つけるなり椿の胸ぐらをつかみ詰め寄ります。

栞の父『きさま!いまさら栞をたぶらかして、どうするつもりだ!』

椿『…何の話ですか。栞さんは結婚の話が進んでいると聞きましたが』

椿は、栞の父から、栞が結婚の話をぶち壊し出ていった、と聞き、驚きました。

栞の父は話します。

最初に光月庵から縁談話がきたとき、その縁談を引き受けたのは長谷家の意思ではなく栞が希望してのことだったこと。

そして、椿を睨みつけました。

『なのにお前は、大事な式で栞に恥をかかせて、…顔に傷まで』

栞の父は椿を顔を殴りつけ、言い放ちました。

『栞に言っておけ!長谷屋の名を名乗ることは一生許さんと!!』

そうして光月庵を出ていきました。

床を見つめ瞠目する椿に、女将が近づき嘯きました。

『やっぱり…あれは栞さんだったのかしら。浅野川の川べりをスーツケース片手に歩いてて。あんな場所にいるはずがないと思って素通りしたけど…』

ーその夜。

栞は、住み込みで雇ってもらえる和菓子屋はないか、と一軒一軒お店をまわり頭を下げていました。しかし、どこも雇ってくれそうにありまえん。

栞はついに力尽き、今日もまた浅野川の川べりで野宿を始めました。

しかし、栞が横になっていると何やらガサゴソと音がします。

なんと泥棒が栞のスーツケースの中身を漁っていました。栞は泥棒と揉み合いになってしまいます。

泥棒が拳を振り上げ、乱暴されそうになったところにー。

椿が姿を現し、泥棒を押さえつけました。

ー夜のベンチで。

椿は泥棒を交番に引き渡し、ベンチに座る栞に缶ジュースを渡しました。

椿は栞が手に持っていた菓子帳を見やり『その菓子帳、俺が教室用に作って渡したものですよね。どうして、そんなもの…』と言いました。

栞の脳裏に、椿と初めて出会った時の記憶がよぎりました。

過ぎし日の、陶磁器の絵付けの展示会。栞が絵付けした器を、椿が手に取り質問してきました。器に絵付けされていたのは椿の花でした。

『この”椿”…どうして葉がないんですか。これじゃ”落ちた椿”ですよ。』

椿の花はぼとりと落ちるので「首が落ちる」のを連想させます。そのため葉がない絵柄は縁起が悪いと言われているのです。

栞は誰も目に留めなかった自分の器が、椿の目に留まったのが嬉しくなりました。そして椿にこう説明します。

『それは椿があまりにも美しいから、えらい人が独り占めしたくて悪い噂を流したっていう説もあって…私はそのほうが好きで…だってやっぱり綺麗ですし』

すると椿は栞の説明に関心し『おもしろいな。気に入ったので、いただいていきます』と笑い、器を買い上げていったのでした。

この頃から栞は椿に恋をしていました。

栞はベンチから立ち上がり、菓子帳を抱いたまま椿に頭を下げました。

『お願いです。私を光月庵で雇ってください。自分のことを、もう諦めたくないんです』

椿は何かを考えますが…

『素質がないと思ったらすぐ追い出します。きっと1ヶ月で逃げ出しますよ』

と笑いました。

栞は目から涙がこぼれました。

(茨の道でもかまわない。)

『私…死ぬ気で頑張ります』

そして、月を眺める椿を見つめて、こう思うのでした。

(この人のそばにいたい。そのためには、秘密を隠し続けるー…)

一方、その頃、女将は和室の掃除をしていました。

女将は徹底的に部屋を磨き上げながら呟きました。

『美しくしなければ。ホコリ一つ落ちていてはいけない。大事な子の部屋になるのだから』

栞は、光月庵に雇われることになりました

女将は、そのことを知っていたようで、栞の住むことになる部屋を磨いていました。

栞が、椿に隠している秘密とは何なのか?

栞が椿に抱いている恋心のことを指しているようにも思いますが、違います。

ネタバレしますが

実は栞は、光月庵の火事にまつわる、ある秘密を隠しているのです。

それは後々、判明します。

続きのネタバレあらすじはこちら

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私たちはどうかしている|原作漫画の巻数・話数は?

漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。

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漫画(巻数) ネタバレ対応リンク(話数)
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12巻 54話55話56話57話
13巻 58話59話60話

電子版漫画の5巻と10巻には電子版特典が付いています。

電子版特典では、紙面漫画にはないオリジナル・ショートストーリーが掲載されています。

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