鬼獄の夜91話/31巻ネタバレ！全巻無料・最新話まで読み放題の漫画アプリも解説

《ネタバレあらすじの内容！》

『もうすぐアンタは僕のものだよ』 

柴はそう言って、美空のブラジャーを下へ落としました。 

そして次は美空の番だと言って砂時計を渡し、 

最後のね、と柴は続けて言いました。 

次で最後であることに絶望する美空は、蒼ざめた顔で砂時計を見つめます。 

どうしたらいいのかと悩むも、美空の作戦は尽きてしまったのです。 

美空が動かずに固まったままでいると、 

柴は美空の手を取って、砂時計を回転させました。 

時間さえもが柴のペースであることに、眉をしかめる美空。 

美空は悔しそうに唇を噛みしめると、 

（そんな目で見るな…！！） 

そう思いながら、柴に目隠しをしました。 

そして美空は、へたりと座り込んでしまいます。 

勝つ算段が何も浮かばずに、なんとか策を練ろうとしていると… 

美空は退院後の、ある日の灰原との会話を思い出し―――。 

―――『美空さんは、もう少し冷静になったほうがいいと思います』 

灰原にそう言われた美空は、 

下着がチラ見えするような格好で寝ころんでいました。 

これはワザとですけど？、と答える美空に、 

そこではなく、と言って灰原は話を始めました。 

『美空さんの物怖じしない行動力は尊敬していますが、もう柴さんには通用しない』 

『感情をコントロールされれば相手の思い通りになる』 

灰原は美空に、何があっても冷静でいるように、と言いました。 

美空は少し不満そうにしながらも、 

灰原はどうしていつも冷静でいられるのかと尋ねました。 

灰原は、僕は執着するものが少ないんですよ、と答えました。 

人は大事なものを壊されたり、欲しいものを前にすると冷静さを欠く… 

つまりそういうものが無ければ、動揺も激高もしないんです、と灰原は話します。 

灰原が続けて、僕は自分のキャパ以上のものを持つ勇気がないだけです、と言うと… 

『こんなに動揺するのは美空さんだけで十分です』 

灰原は照れくさそうにして、そう言うのでした。 

―――（執着が、冷静さを欠かせる） 

美空は目を閉じて、自分が今何に執着をしているのかを考えました。 

何を奪われることを恐れているのか、 

そう思いながら静かに目を開ける美空。 

美空はニヤリと笑うと、この番は勝たなくていい、と考え付きました。 

なぜならこのゲームはただの手段であって、 

美空の目的は、柴を潰すことだからです。 

そして美空は部屋を見渡すと、何かを見つけました。 

美空は何かを仕掛けてから、柴につけていた目隠しを外しました。 

目隠しをしたにも関わらず何もしない美空に、 

柴は微笑みながら、何をしてくれるのか楽しみだったのに、と言いました。 

美空は寝転がると、次の私の番でいっぱい責めてあげる、と挑発します。 

『ほら、あんたの番…早く始めて？』 

美空は甘えるようにして、柴にそう言いました。 

ベッドには、美空の仕掛けた何かのコードが繋がっているのでした。 

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