鬼獄の夜78話/26巻ネタバレ！全巻無料・最新話まで読み放題の漫画アプリも解説

《ネタバレあらすじの内容！》

『怪我と高熱から回復して正気を取り戻したのは、牡丹と別れて2日後だった』 

鷹介は、静かにそう言いました。 

2日後というと、美空たちが贄取塚を去った後… 

あの時の牡丹は絶望から死を望んでいて、 

だから私たちに救出されることを拒んだんだ、と美空は思います。 

すると、話を聞いていた灰原が、 

『鷹介くんは、柴さんに飲まされた薬によって生き返った』 

『適合したら鬼になる薬、黄瀬くんもそれを飲まされたんですね』 

そう言って、冷たい目でエリカを睨みました。 

エリカは微笑みながら、そういうことになるわね、と答えます。 

しかし、灰原と美空の引っ掛かる疑問点… 

それは、鷹介が日没後も人間のままでいられること。 

黄瀬も日没前までは人間の姿でいられましたが、 

日没後は、我を忘れ鬼の姿に変わっているのです。 

鷹介は、だからこそ取引をした、と言って話を始めました。 

『牡丹を生贄にしない代わりに、俺を研究に使ってほしい』 

『薬を飲んでも鬼化せず副作用も出ないことで、了承してくれた』 

鷹介はそう言うと、眉をしかめました。 

そうまでしても、鷹介は牡丹の心を取り戻すことができなかったからです。 

鷹介は、あの日のことを思い返し… 

―――生き返った鷹介が牡丹の前に再び現れたとき、 

牡丹は暴走し、みんな死んでしまった、と言って頭を抱えて震えだしました。 

すると今度は鷹介にしがみつき、 

『鷹介が生きてて嬉しい、みんなが死んだのは嘘だよね』 

『鷹介、もうどこへも行かないで…ずっとそばにいて』 

そう言って泣きながら、鷹介の唇にキスをしました。 

そして牡丹は、鷹介と共にゆっくりと床に倒れ、深いキスをします。 

約束する、鷹介はそう言って牡丹の胸に触れ、 

優しく陰部を弄り、深く愛し合いました。 

だから笑っていてよ、と言って牡丹を見つめるのでした。 

―――俺たちを想ってくれるならこれ以上関わらないでくれ、 

鷹介は美空にそう言いました。 

それのどこが幸せなのか、と思う美空は、 

ただ現実から逃げているだけだと言い放ちました。 

そんなの愛でもなんでもない、と続けて言うと、 

鷹介は俯いてなんとでも言えばいいと、聞く耳を持ちません。 

美空は必死に説得しようとしますが、灰原が止めました。 

そして、鷹介くんダウトです、と言い放ったのです。 

今の話には、重要な部分が欠落していると考える灰原。 

それは鷹介自身が、ここに残る理由が一切入っていないということでした。 

『愛する人を囲って恐怖から遠ざけたい、その気持ちはわかります』 

『ですが、それはここでなくてもできるはず』 

灰原は淡々とそう言いました。 

美空は、確かに灰原の言う通りだと思い、 

牡丹を生贄にしないためなら、鬼から離れるのが最良だと考えます。 

鷹介はここに居る理由を避けて話していることから、 

この話に嘘が混じっている違和感を感じました。 

（鷹介くんは、何かを隠している…！？） 

美空はそう考えながら、鷹介を見つめるのでした。 

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