鬼獄の夜40話/14巻ネタバレ！全巻無料・最新話まで読み放題の漫画アプリも解説

《ネタバレあらすじの内容！》

『ええ！？けもの道を下る！？』 

美空は驚いたように言います。 

下山する進路を決めようとしている、美空と灰原。 

このまま沢を下ったほうが早いんじゃ、という美空に対し 

『素人は沢沿いに歩く傾向が強い… 

山を熟知している柴さんなら、真っ先に沢のルートを探しに来るでしょう』 

灰原はそう説明します。 

山の中は迷ったり、遠回りじゃ…、と心配する美空。 

『マップ表示は出来ませんが、GPSで方角はわかります 

少し遠回りでも見つかるリスクを回避する方が無難です』 

灰原がそう話すと、美空はしぶしぶ納得します。 

2人の会話を黙って聞いていた参番が、口を開きます。 

『お2人とも顔色が悪いですわ 

少しお休みになられたほうが…』 

参番は、2人の様子を心配して提案をします。 

そうしたいけどそんな暇はないわ、と美空は言って歩き出します。 

険しいけもの道を歩く３人。 

道を阻む木の枝を避けながら、こんな山奥を柴は毎日登り下りしてるの！？、と美空は言います。 

すると参番が、柴様は私道を使って車で来てましてよ、と答えます。

車で来れるの！？あの妹もヒールでフラフラしてるわけね…、と唖然として話す美空。 

『やはりあのクソ女医… 

妹君にお会いしましたのね』 

皮肉を交えて、参番は言います。 

あいつ医者なの！？、と驚く美空。 

美空と参番が話している間、少し後ろを歩く灰原の様子がおかしいことに、２人は気づいていません。 

美空はため息をつきながら、神主と女医が鬼作ってどうすんのよ…、と言うと

灰原はとうとう耐え切れずにしゃがみ込んでしまいます。 

参番が灰原の足を見ると、酷く靴擦れを起こしています。 

灰原が、すみません…手当すれば歩けます、と言うと 

『何でもっと早く言わないのよ！ 

そんなになる前に言ってくれれば…』 

そう美空が言うと、参番は立ち上がって美空の頬を叩きます。 

『謝るのは美空様の方ですわ！ 

美空様の為に灰原様が黙ってらしたのが分かりませんの！？』 

参番が、必死に美空に訴えます。 

美空は叩かれた頬に手を当てながら、参番の言う通りだと思い、考えを改めます。 

『美空様が苛立つのも疲れのせいですわ 

このままではお２人とも保ちませんわよ』 

２人を心配している参番は、そう説得します。 

灰原が、進みましょう、と言いますが、休むことが先決だと思った美空は止めます。 

参番が見張りを申し出ますが、美空はまだ参番を信用できないので交代制でみることに。 

そして、何も言わずに１人でどこかへ行こうとする美空に、灰原が声を掛けます。 

トイレ…そんなこと言わせないでよ、と言って美空は一人でその場を離れます。 

美空はひとり歩きながら 

（最低ね、私…焦っても仕方ない 

柴だってそう簡単に私達を見つけられる訳―――） 

そう考えながら立ち止まると… 

『見ーつけた』 

いつの間にかに、美空の背後に柴が現れます。 

美空はすぐに振り返りますが、柴に捕まり口輪を付けられてしまいます。 

こちらの動きを読んでいた柴は、灰原さんなら沢は避けると思ったんだよねぇ、と言います。 

（灰原たちは無事！？ 

ここで全員捕まるわけには…） 

声も出せず、身動きの取れない美空はそう考えます。 

その頃、戻ってこない美空を２人は心配して、参番が様子を見に行くことに。 

（お願い灰原、早く逃げて！！） 

美空はそう思います。 

すると、ぼそぼそと柴が話し出します。 

そして突然、柴の様子が変わるのです。 

『主様を傷つけた罪、生贄を拒んだ罪 

主様を見たのにまだ生きてる罪…』 

恐ろしい表情で柴は、理不尽な数々の罪を美空に言い放ちます。 

そして続けて、美空が顔無し鬼にしたことで怒り狂い、淡々と恐ろしい言葉を言い続けるのです。 

『素直に生贄にならなかった事を後悔しなよ』 

柴がそう言い終わると、美空は恐怖に満ちて蒼くこわばった顔で柴を見ています。 

『美空様と… 

―――柴様！？』 

美空を探しに来た参番が、２人を見つけるのでした。 

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