私たちはどうかしている｜漫画19話/4巻ネタバレ！多喜川薫との再会

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説！》

椿と七桜は、急きょ、落雁を作ることにしました。

落雁は、粉をふるいにかけて型に押し固めるシンプルなお菓子です。

椿は茶会の屋敷内にある厨房を借り、材料を借りて落雁を作り始めました。

一方、七桜は型を取りに光月庵に戻りました。そして型を持つと、再び茶会の会場へ急ぎました。

七桜が会場に戻ると、なんと茶会の庭にあの男性が佇んでいました。七桜に母親の手紙を手渡した謎の男。

男は、カフェでお茶でもしようと七桜を誘います。

しかし、七桜は型を椿に届けなければなりません。七桜は、彼のことが気になりながらも、急いでいるのでと断るのでした。

ー茶会の屋敷の厨房で。

もう間に合わないか…。

そう椿が焦りを滲ませていたところに、七桜が型を持って厨房に現れました。

七桜が持ってきた型は、子供が喜びそうな動物の形をしています。

七桜が『和菓子にしてはちょっと変わってるけど、子供が喜ぶと思って』と言うと、椿は目を丸くしました。

一方、椿が準備していた粉には色がついていました。

椿が『きな粉とココアを借りて色をつけた。カラフルなほうが子供は好きだろう』と言うと、七桜は目を丸くしました。

考えることが同じだな、と椿は呟くと、こう言いました。

『ずっと忘れていたけど、この型、父が俺に作ってくれたものだ』

七桜は物置部屋から持ってきた型が、椿の思い出の型だと知るのでした。

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説！》

ー茶会の席で。

落雁は無事に完成しました。茶会の席で子供は大喜び。危機を無事に回避できたようです。

茶会の席で亭主から御菓子の説明を求められ、椿は話し始めました。

本日は父の日であること、落とし文には卵が孵る”葉”の様子が模されていること、そこには親から子への愛の意味が込められていること。

そこまで説明して、椿はそっと、隣に座っていた七桜の手を握りました。

『私にとっての”葉”は、光月庵の御菓子です。父が遺してくれた大切な愛』

御菓子に対する熱い想い。父から教わった教えを語る椿ー。

『私もその父の考え方が好きでした。よく失敗をし叱られましたが愛を感じていました』

七桜の手には、椿の緊張が伝わってきます。

『そんな父を私は一度裏切り…その日から思い浮かべる父の姿は別人になってしまいました』

大旦那は、じっと椿の言葉を聞いています。

『でも信じています。父の考えを継いで大切に残していけば、いつか、いつか、取り戻せると。光月庵を継ぐ高月椿としてー。』