漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。
この記事では、漫画の第12巻に収められている第55話のネタバレあらすじを書いていきます。
他の話数のネタバレあらすじはこちらをクリックしてご覧ください。
私たちはどうかしている|漫画55話/12巻ネタバレあらすじ
漫画『私たちはどうかしている』の第55話タイトルは『武六会(ぶろくかい)』。
電子のほうでは7巻の書影が出始めてます( 〃▽〃)
各電子書店さんでは1巻無料やセール売りなどフェアをやっております〜✨ pic.twitter.com/fVKaDHhMRr— 安藤なつみ (@natumiando) August 31, 2018
《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》
七桜が光月庵の当主となり、光月庵に戻ってきました。
七桜ははやく光月庵に馴染もうと厨房に行き挨拶しますが、職人たちはどこかよそよそしくしています。
七桜が慣れない手付きで厨房を手伝おうとするので、山口が申し訳無さそうに言いました。
『厨房はもうルーティンが決まってますし…まかせてもらえると助かるんですが』
七桜は厨房に居場所がなく、やむなく店頭へ行きました。
店員は七桜に今日の上生はどれを前面に置きますか、と聞いてきます。しかし、七桜はすぐに答えられません。
『椿さんならすぐに答えてくれるのに…』
そう店員が呟くのを、七桜は聞き逃しませんでした。
七桜は理解します。
(思っていたよりずっと覚悟が必要かもしれない。私はよそ者ってだけじゃない。椿をここから追い出した人間なんだ)
ーその夜。
職人たちが居なくなった厨房で、七桜は菓子づくりを始めました。
(ママの桜の羊羹…作るためには…赤い色粉を使わなきゃ)
七桜は赤い色が苦手でした。昔の事件の辛い記憶が蘇り、呼吸ができなくなってしまうのです。
七桜は赤い色粉を手に取りますが、ここでも呼吸が荒くなり、うまく色粉を使えません。
(まだ…まだダメなの?どうしてー…)
七桜が厨房にうずくまっていると、女将が後ろから声をかけてきました。
『大丈夫?七桜さん。』
女将は怪しい表情で、近づいてきました。
女将が七桜の体調を気遣い、七桜の手を握ってくるので、七桜は険しい表情で言い返します。
『離してください。まずは本当のことを打ち明けてください。旦那さまを殺したのは自分だって』
しかし女将は薄ら笑いを浮かべるばかり。
『かわいそうな椿。行くところもないのに追い出されて、きっとボロボロになっているわ。お休みなさい、七桜さん』
そう言って去っていきました。
七桜は自分に言い聞かせます。
(そんなことない。椿はきっと今ごろ目の治療を受けてるはず。この店の呪いから解き放たれて。もう一度、御菓子を作るために。きっと…どこかでー…)
今日はいい夫婦の日。
この二人も夫婦だ!ってことで。
あっためるためのマフラーか、はたまた首を締めるためのマフラーか・・・って状態の夫婦ですが; pic.twitter.com/CKw891ZAAp— 安藤なつみ (@natumiando) November 22, 2017
《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》
光月庵に客人が訪れました。
その客人とは栞の姉の長谷由香莉です。
和室で、由香莉は自分が長谷屋の正式な跡取りとなったと話します。そして、七桜に「武六会」の招待状を渡しました。
武六会とは、由緒ある老舗だけが顔を連ねる集まりです。
七桜にとっては光月庵の当主として最初の重要な仕事です。武六会での自分の振る舞いが品定めされると理解し、七桜はゴクリと息をのみました。
ーそして武六会当日。
七桜は武六会の面々と顔を合わせました。
七桜は深々と頭を下げ、挨拶をしました。
『光月庵の店主・花岡七桜です。若輩者で皆さまにご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、何卒よろしくお願いします』
七桜は、少しの隙も許さない冷たい視線に射抜かれ、緊張しています。
メンバーのひとりである緑川が言いました。
『光月庵さんは本当に大丈夫かしら。国遊会の御菓子も作る予定なんでしょう…こんな言葉も知らない方が店主なんて…』
七桜は、え…?と顔をかしげます。すると緑川は冷めた目で言いました。
『気づかないの?あなたの挨拶。”若輩者”ってあなた…実際にそうなのだから、謙遜の挨拶に全然なってないのよ。』
七桜はハッとして、青ざめてしまいました。
しかし、メンバーの芥田が言いました。
『光月庵さんも考えがあって彼女を店主にしたんでしょう。例の儀式をすませてから、彼女の評価を決めても遅くはない』
七桜は首をかしげます。
(儀式…?)
芥田は言いました。
『菓子を作って欲しいのです。2月末日にある奉納の儀に献上する菓子。光月庵さんの創業以来400年…代々当主に受け継がれているという、あの道具で作る菓子を』
しかしその頃ー。
代々当主に受け継がれているという、あの道具が入った道具箱を、女将が抱きしめていました。
『待っていてね、椿』
女将はそう呟くと、道具箱を携えて、雪が降る街へと消えていきました。
私たちはどうかしている|原作漫画の巻数・話数は?
漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。
漫画の巻数・話数の対応表(ネタバレあらすじリンク含む)はこちら↓
漫画(巻数) | ネタバレ対応リンク(話数) |
1巻 | 1話・2話・3話・4話・5話 |
2巻 | 6話・7話・8話・9話・10話 |
3巻 | 11話・12話・13話・14話・15話 |
4巻 | 16話・17話・18話・19話・20話 |
5巻 | 21話・22話・23話・24話・25話 |
6巻 | 26話・27話・28話・29話・30話 |
7巻 | 31話・32話・33話・34話・35話・36話 |
8巻 | 37話・38話・39話・40話・41話 |
9巻 | 42話・43話・44話・45話 |
10巻 | 46話・47話・48話・49話 |
11巻 | 50話・51話・52話・53話 |
12巻 | 54話・55話・56話・57話 |
13巻(最新) | 58話・59話 |
電子版漫画の5巻と10巻には電子版特典が付いています。
電子版特典では、紙面漫画にはないオリジナル・ショートストーリーが掲載されています。
私たちはどうかしている|漫画55話/12巻を無料で読む方法
▼最新話/最新刊を無料で読む方法はこちら!