私たちはどうかしている｜漫画22話/5巻ネタバレ！城島の嘘と壁ドンキス（5回目）

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説！》

城島に案内され、七桜は城島の部屋に入りました。

七桜は幼い頃の記憶が蘇り、懐かしさがこみ上げ嬉しくなってしまいます。

城島は実家の和菓子屋での思い出を話し、小さくても温かい店を作りたい、と夢を語りました。

城島の話に共感する七桜をみて、城島は言いました。

城島『私も同じって顔してる。…でも、椿さんは違いますよね』

七桜は固まってしまいます。

城島『幸せになれないですよ。椿さんとじゃ。オレとじゃダメですか？』

城島はそう言って七桜の顔に近づくとー。ガタン、と扉に方から音がします。

なんと扉には椿の姿。椿は、一瞬驚いた顔をしますが、すぐにいつもの表情に戻り、城島に言いました。

椿『人のものに手を出す余裕があるなら、包餡の練習でもしたらどうなんだ』

城島は椿を挑発するように、椿に言い返します。

城島『すみません、オレ、七桜さんのことが好きなんです』

カッとなった椿は城島に殴りかかりますが、七桜が止めに入り、椿は七桜を連れ出しました。

廊下で七桜が『椿さんらしくない』というと椿は『ムカついたんだ。仕方ないだろ』と言い返し、七桜を壁に押さえつけ強引にキスをしてきます。

七桜は椿に抵抗せずキスを受け入れ、しばらくしてから椿に言いました。

七桜『城島くんが私を好きって…本心じゃないと思う』

椿『どうして分かるんだ』

七桜は思います。

（あのときの城島くんの目は、そういう目じゃなかった）

七桜『なんとなく…勘みたいなものだけど』

椿『だとしたら…もっとたちが悪いだろ。信用ならない。あいつには近づくな』

椿にそう言われたものの

（ママと過ごした日々を、もっと思い出したい）

七桜はあの部屋にもう一度行きたいと思うのでした。

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説！》

次の日ー。

七桜が厨房に行くと城島が洗い物をしていました。洗い物は七桜の分担のはず。

城島は気まずそうに七桜に告げました。

『あ…いや…オレ来月いっぱいで辞めるんで』

七桜は瞠目し、そして椿のもとへ急ぎました。椿の姿を見つけると、七桜は椿に詰め寄ります。

七桜『椿さん、どうして城島くんがクビになるの？お願いだからそんなことしないで。』

椿は心当たりが無いようです。しかし七桜の言葉にムキになり、椿は言い返しました。

椿『ずいぶん必死だな』

七桜『城島くんには夢があるの。両親の店を継ぐんだって。そのためにここで頑張ってるのに…』

椿『だったら早めに諦めたほうがいい。あいつは小豆も満足に炊けない。それに光月庵は夢物語を語る場所じゃない。店の利益にならないヤツはいらない』

七桜は固まってしまいます。

城島が夢みる店は、七桜も憧れるような温かい店だったからです。

七桜『じゃあ…もし私が…小さな店でもいいから二人でやっていきたいって。そう言ったら？』

椿は七桜を見つめて言いました。

椿『そうだな。それもいいな。おまえのために新しく店を作って…なんて、俺にそう言ってほしいのか。くだらない』

七桜の表情が曇ります。七桜は光月庵の作業着を脱ぎ、椿に突き返しました。

ー厨房で。城島と山口が話をしています。

山口『椿さんと七桜さん、お前のことで揉めてたぞ。七桜さんに何を言ったんだ？おまえの実家の店は1年前に潰れて、ないんだろ』

なぁ、城島。助けが必要なら…。と山口は何かを言いかけますが、城島は話を遮り、目を細めてこう言いました。

城島『違いますよ、山口さん。潰れたんじゃない。潰されたんだ。あの人にー。』

城島の瞳には怒りが滲んでいました。