私たちはどうかしている｜漫画26話/6巻ネタバレ！催事のわらび餅が床に

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説！》

松原から、おめでたですか？と聞かれ、七桜はとっさに否定します。

このとき七桜の脳裏に昔の母親との会話がよぎりました。

七桜は椿くんのことが好きなの？と母親が聞いてきて、幼い七桜は恥ずかしそうに、うん、と答えます。

（あのときママが一瞬困った顔をしたー。）

妊娠していたら…椿はどんな反応をするんだろう。そう思うと七桜は不安でたまりません。

椿が戻ってきて、松原と催事の打合せが始まりました。しかし七桜は心ここにあらずの状態です。

（覚悟して嘘をついたのに、いまだに真実も見つけられない。椿を拒むこともできずに、椿のひと言に傷ついたりして…）

夜、百貨店からの帰り道ー。椿は穏やかな表情で、黙って歩く七桜を、そっと抱き寄せてきました。七桜の頬は赤くなります。

（結局私は小さい頃と何も変わらない。いくら憎もうとしても、何度否定しても、あのころのまま。どうしようもなく、この人のことが好きなんだー。）

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説！》

七桜は厨房で再びわらび餅の試作に励んでいました。しかし、妊娠しているのかどうかが気になって、作業はどこか上の空。

そこへ女将が現ました。女将は、催事には光月庵の御菓子を出すと主張し、七桜に作業を辞めろと迫ります。

しかし七桜は作業を辞めようとしません。女将は怒り、七桜に手を挙げますがー。とっさに女将を制止したのは、椿でした。

椿は、催事に七桜のわらび餅を出すと言い『俺が決めたことです。なにか問題でも？』と言い含めます。すると女将は黙って立ち去っていきました。

女将が立ち去った後、椿は七桜の作っていた鍋のわらび餅を見て言いました。

『このわらび餅…どのみち使いものにならないんじゃないか。練りすぎで固くなってる。いいのか、これで？』

七桜の表情が曇ります。そしてこう思うのでした。

（材料をこんなふうにダメにしちゃうなんて…。ちゃんと確認しよう。違うってはっきり分かれば、うわの空になることもなくなる）

七桜は厨房での作業を辞めて、ひとり薬局へ向かいます。

妊娠検査薬を買い、検査しました。その結果はー。七桜は瞠目します。

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説！》

ー催事の前日。

七桜のわらび餅がついに完成しました。3年前に食べたわらび餅を見事に再現していました。試食した椿は満足そうな表情です。

一方、女将は城島を呼び出しました。お金をチラつかせ『お願いしたいことがあるの』と言ってきます。城島の表情は曇りました。

ー催事の当日。

翌朝、七桜が厨房に行くと、催事に出す予定のわらび餅の箱がひっくり返されていました。

七桜は、床に散らばったわらび餅を見て、固まってしまいます。これでは、とても催事に出せそうにありません。

もう搬入しないと間に合わないのにー。真っ青になる七桜のもとに、女将が現れました。

光月庵の御菓子が入った箱を差し出し、こう言いました。

『だめねぇ七桜さん。作ったものをしっかり管理できないなんて。七夕の御菓子はちゃんと用意してありますから。』

七桜は、女将がやったのだと悟ります。七桜に、真っ赤に塗られた白藤屋の御菓子の記憶が蘇りました。

（この人はー。二度も御菓子をダメにした。くやしい）

七桜は、女将を睨みつけてこう言いました。

『どうして、あなたみたいな人がこの店の女将なんですか』

七桜は、女将を真っ直ぐに見てこう言いました。

『かわりの御菓子まで用意してもらってすみません。でも大丈夫です。私の作ったわらび餅を出しますから』