漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。
この記事では、漫画の第9巻に収められている第45話のネタバレあらすじを書いていきます。
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私たちはどうかしている|漫画45話/9巻ネタバレあらすじ
漫画『私たちはどうかしている』の第45話タイトルは『和倉温泉』。
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《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》
ー五月雨亭の炉開きで。
七桜が姿を現したので、光月庵の女将は驚きを隠せません。
椿は言いました。
『どうして隣の部屋に?堂々と茶席に参加なさればよかったじゃないですか。こんな完璧な御菓子を作っていらしゃるのなら』
七桜は答えます。
『少し不安だったんです。そうしてか突然、業者さんからいつもの小豆が買えなくなってしまって。使い勝手の悪い小豆であんを作ったものですから』
五月雨亭の女将は、それなら小豆の業者さんを紹介しましょう、と言いました。
七桜はその言葉に喜び、チラリと光月庵の女将を見やるのでした。
女将は下を向いて悔しそうです。
そろそろ炉開きが終わろうという時になって、藤村が椿と七桜に、一度旅館に泊まりにこないかと聞いてきました。
実際に旅館の雰囲気を感じてもらって、お菓子を考えてもらいたい、と話します。
椿は『ぜひ行かせてください』と答えました。
(ほかの店と共同でやるなんて椿らしくない。おまけに相手は私なのに…。なにか企んでる?)
七桜は警戒しながらも『ぜひよろしくお願いします』と答えました。
ー五月雨亭の玄関先で。
七桜と多喜川は、五月雨亭の女将と藤村に挨拶をし、帰っていきます。
とっさに城島は七桜を追いかけました。七桜の腕を掴み『いままでどうしてたんですか、ずっと心配してたんですよ』と話します。
七桜は、いまは自分の店を持って頑張っている、と話し『城島くんも夢を叶えてね』と言って去っていきました。
一方、その頃、女将と椿は互いに睨み合い、話をしていました。
女将『知ってたのね。花がすみの店主があの女だってこと』
椿『今度は小豆の業者に手を回したんですか。そんな姑息なことしても七桜には通じませんよ。七桜は光月庵を乗っ取ろうと考えてる。それに18年前、お父さまを殺したのは自分の母親じゃないと信じてる』
女将は、自分は殺してない、と話します。
『私じゃないわよ。そのことは、あなたが証明してくれたでしょう』
椿も、それは理解していました。
18年前の事件の夜、椿は樹と百合子の密会を目撃したあと、女将の部屋で寝床についたのです。椿はショックのあまり朝まで一睡もできませんでした。椿の隣では、ずっと女将が寝ていました。
女将は椿に詰め寄ります。
『あなた…まさか、まだあの女に気持ちがあるとか、ないでしょうね…椿!』
椿は女将の問いには答えず背を向けて去っていきました。
女将にはアリバイがあることが判明しました。
それを証明したのは椿自身。それは椿も理解していました。
犯人が女将でないとすれば、誰なのか?
それはまだ分かっていません。
《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》
七桜と椿は、和倉温泉の旅館を訪れました。
ふたりの部屋は401と402で隣同士です。七桜は部屋からの景色と潮風を満喫しますが、隣の部屋に椿がいると思うと落ち着きません。
そうして夕食の時間が始まりました。
旅館の女将の藤村が、個室に2人分の懐石料理を準備してくれ、七桜と椿を歓迎してくれました。
しかし、しばらくすると藤村が席を離れてしまい、七桜と椿はふたりきりに。
そして、沈黙を破ったのは椿でした。
『どんな御菓子を考えてる?もう何かあるんだろ』
(一緒にする仕事だから…隠す必要もないよね…)
七桜は少し間をおいて話し始めました。
七桜が考えている和菓子は、海鮮づくしのような御膳の和菓子。一つの盆に色々な和菓子を盛るのだと話します。
『あんみつの寒天を海の色にしたり、最中を貝殻の形にしたり。海を感じるものにしたいの。それも秋の海!秋の味覚をいっぱい使って!』
七桜は目を輝かせ、自分が考えている御菓子のことを話しました。
椿は七桜の表情が楽しそうに変わっていくのを見て、目を見張りました。七桜の表情は、椿が知る昔の七桜そのもの。
椿は何かを考え、どこか切なそう。
椿は少し間をおいて、淡々と七桜の案に言い返しました。
『海はやめたほうがいい』
椿は話し始めました。椿の考えている和菓子は、和倉にゆかりのある俳句を表した和菓子。風情を感じてもらうのがいい、と言います。
七桜はムっとなりました。七桜も椿も、御菓子のことになると、お互いムキになってしまいます。
お互いの案をぶつけ合い言い争ううちに顔が近くなり、七桜と椿はハッとなりました。
七桜は気まずそうに椿に聞きました。
『どうして…うちと一緒に仕事を。なんでわざわざ引き受けたの?』
椿は、七桜をじっと見つめて、こう答えました。
『さあ…』
夕食が終わり、七桜は部屋に戻りました。
しかし椿のことが気になって仕方ありません。
(あの目…なにを考えているか分からない。椿のペースにのみこまれる…。やっぱり今回の仕事は受けるべきじゃなかったかも)
七桜がそんなことを考えていると、仲居がやってきて七桜に露天風呂を勧めてきました。女性の入浴時間なのでぜひと言ってきます。
七桜は露天風呂に向かいました。
そして七桜は露天風呂に入り、ふうと一息ついていると…。
なんと露天風呂に椿がいます。椿は七桜をみてびっくりしています。それに気づいて七桜も大慌て。
七桜『椿?なんでここにいるの。いまは女性の入浴時間でしょ』
椿『なに言ってるんだ。それはもう終わってる。30分前から男性の時間だぞ』
七桜は焦りました。いま露天風呂には椿と七桜のふたりだけ。しかし、向こうのほうから男性客の声が近づいてきます。
椿はそっと七桜を露天風呂の岩陰に追いやり、七桜に背を向けたまま、七桜をかばうように岩陰の前に座りました。
七桜は椿の背中を見つめます。むかし椿と肌を重ねたときのことを思い出し、七桜の体は火照っていくのでした。
ーその頃、光月庵で。
女将と栞は話をしていました。
栞は、まだ椿の気持ちが七桜にあると感じて落ち着きません。
栞は女将さんにこう告げました。
『女将さん、私…妊娠してるみたいなんです。椿さんの子供です。』
椿の働きかけで、椿と七桜はふたたび出会うことになりました。
椿が七桜と一緒に仕事をしようと思った理由は何なのでしょうか?
夕食の席で七桜が真意を尋ねても、椿は『さあ…』と答え理由を話しませんでした。
個人的な考察ですが
椿はおそらく確かめたかったんだと思います。七桜が、本当に変わってしまったのかどうか。もう昔の七桜ではなくなってしまったのかどうか。
椿が初めて花がすみで見た七桜は別人のようでした。それが椿には納得できなかったんだと思います。だから、もういちど確かめたい。そう思ったんだと思います。
花がすみでの再会シーンをみると、そんな気がします。
(椿と七桜の花がすみでの再会シーンは漫画の44話で描かれています)
私たちはどうかしている|原作漫画の巻数・話数は?
漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。
漫画の巻数・話数の対応表(ネタバレあらすじリンク含む)はこちら↓
漫画(巻数) | ネタバレ対応リンク(話数) |
1巻 | 1話・2話・3話・4話・5話 |
2巻 | 6話・7話・8話・9話・10話 |
3巻 | 11話・12話・13話・14話・15話 |
4巻 | 16話・17話・18話・19話・20話 |
5巻 | 21話・22話・23話・24話・25話 |
6巻 | 26話・27話・28話・29話・30話 |
7巻 | 31話・32話・33話・34話・35話・36話 |
8巻 | 37話・38話・39話・40話・41話 |
9巻 | 42話・43話・44話・45話 |
10巻 | 46話・47話・48話・49話 |
11巻 | 50話・51話・52話・53話 |
12巻 | 54話・55話・56話・57話 |
13巻(最新) | 58話・59話・60話 |
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