漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。
この記事では、漫画の第10巻に収められている第49話のネタバレあらすじを書いていきます。
他の話数のネタバレあらすじはこちらをクリックしてご覧ください。
私たちはどうかしている|漫画49話/10巻ネタバレあらすじ
漫画『私たちはどうかしている』の第49話タイトルは『勇気と罠』。
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《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》
大旦那の病室で、女将と七桜が対峙しました。
七桜は、驚く女将をじっと見つめて、揺さぶりました。
『溝口議員、ずいぶん口の軽い方ですよ。どう思うんでしょうね。あの議員との関係が世間に知られたら。信用第一の光月庵さん』
女将は、七桜を睨み返し、薄ら笑いを浮かべて言いました。
『七桜さん、うちはもうすぐ長谷屋と親戚になるの。栞さんが妊娠したの。椿との子供よ』
七桜は栞が妊娠したと聞いて、一瞬、怯みます。女将はそんな七桜を押しのけて、大旦那の座る車椅子を押して出ていこうとしました。
しかし七桜はとっさに食いつきました。
『…でも、私が光月庵の正式な跡継ぎなのは変わらない。樹さんの本当の子供は私です!』
七桜は自分が正当な跡継ぎだと主張するものの、大旦那は廃人のようにうつむいたままです。
女将は七桜を睨み返して言いました。
『このっ…!おまえも必ずあの女と同じ目にあわせてやる!』
そして女将は大旦那を連れて病室を出ていきました。
ーそして光月庵で。
女将が急に大旦那を病院から光月庵に連れ戻したので、椿は驚きを隠せません。
椿は女将に、どういうつもりだ、と聞きますが、女将は、家族なんだから当然、といった素振りです。
椿は女将の様子に違和感を感じるのでした。
【お知らせ】本日発売BE-LOVE21号に「私たちはどうかしている39話」を載せていただいてます✨
内容と今の季節がまさに今!シンクロ!だったので芭蕉の句とか出てきたりとても情緒に浸れながら描けた回です(*^^*)よろしくお願いします☺️あと髪の動きにこだわった! pic.twitter.com/5yam0tjjGu— 安藤なつみ (@natumiando) October 15, 2018
《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》
七桜は光月庵に電話をかけました。応答したのは椿です。
七桜は、旅館で考案した御菓子ができたので持っていきたいと話し、光月庵を訪ねる約束をとりつけました。
(椿に子供ができても関係ない。今怯んだら、女将の思うつぼ。)
七桜は、母親が残してくれたDNA父子鑑定報告書を持って、光月庵に向かいました。
ー光月庵で。
椿が七桜を出迎えました。七桜はつくった御菓子を渡します。
ちょうどそこへ大口の注文の電話がかかってきました。女中が椿を呼んでいます。七桜は、では私はこれで、と挨拶をして出ていきました。
七桜は表へ出ると、そのまま急いで中庭へまわりました。
(母屋は…たしかこっちに…)
七桜は建屋の縁側から母屋に入り込みました。そして大旦那を探します。
すると、七桜は、廊下でばったり栞に遭遇してしまいました。
栞は驚き、七桜は慌てて、旅館の仕事の打ち合わせに来たと言いました。
栞は納得して『お疲れ様です』と言って立ち去ろうとしますが、七桜はふいに思い立ったように栞に言いました。
七桜『あの…!栞さんにお願いがあるんです!椿さんに…目の治療をするように言ってもらえませんか?』
栞『え…?』
七桜『園遊会が終わってからじゃなく今すぐ。手遅れになってからじゃどうしようもないから…。私じゃ無理なんです。火に油を注ぐだけで…。でも椿さんの子供を産む栞さんなら、きっと聞いてくれる。お願いです』
栞は戸惑い『私には無理です』と言って、その場を立ち去るのでした。
https://twitter.com/natumiando/status/1062915896807632897?s=20
《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》
栞は、七桜と別れたあと、廊下を歩きながら考え込んでいます。
(椿さんは目のことを話したの?いいえ。きっと七桜さんが気づいたんだ)
栞は気づきました。七桜がまだ椿を好きだということにー。
そして、栞がぼんやりしていたところに、城島が声をかけてきました。
『ちょっといい?あんたに食べてもらいたいものがあるんだけどさ』
城島は、卓子の上に以前に栞が苦手だと話していた饅頭を差し出しました。栞がそれを食べますが、饅頭の中には餡が入っていません。
城島は話し出しました。
餡の入っていない饅頭は軽羹(かるかん)という。小さい子には虫歯を心配して餡なしの饅頭を選ぶ人も多い、と。
『あんたが小さいときに食べたのって…本当にハズレの饅頭だったのか?外から見ただけじゃ分かんないもんだよ。中にどんな愛情が詰まってても』
栞の脳裏に、遠い日の父親の姿がよぎりました。餡なしの饅頭を買ってきてくれた父。あれは…自分への愛情だったのだと、気づきます。
(私はいつも、求めるばかりだった。愛して欲しい、認めて欲しいって…)
栞の脳裏に、さきほど会った七桜の姿がよぎります。
栞は、椿の目を心配する七桜を思い出し、何を思ったのか椿の居る部屋に向かいました。そしてー。
椿を見つけると、栞は、意を決して椿に言いました。
(私にもまだ、好きな人のためにできることがあるかもしれない…勇気を出すのー…)
『私…ずっと椿さんに言えなかったことがあります。3年前のあの火事のとき…椿さんは七桜さんとの約束を守ろうとしたんです』
ついに、火事のときの真相が明かされます。
椿は、廊下で倒れていたところを栞に助け出されました。
椿は、意識を失いながらも、七桜のところに戻ろうとしていたのです。
光月庵の道具を守ったのは誰なのか?あのとき何があったのか?
真相は次話(50話)で明かされます。
https://twitter.com/natumiando/status/1200736194763427843?s=20
《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》
ついに七桜は大旦那を見つけました。
七桜は、母親が残してくれたDNA父子鑑定報告書を持って、大旦那に近づきます。
車椅子に座ってうつむく大旦那の前にしゃがみこみ、大旦那に話しかけようとすると
廃人のように虚ろだった大旦那の表情が変わりました。
『さくら…なのか?お…おまえが…ほんとう…に…樹の…子供なの…か…?』
大旦那は七桜を見つめて呟き、七桜に手を伸ばそうとして、そのまま車椅子から倒れてしましました。
七桜は大旦那に駆け寄りますが、次の瞬間、七桜は真っ青になりました。
なんと大旦那は息をしていません。
さらに、七桜が人の気配を感じて振り返ると、そこには驚いた表情の椿が立っていました。
私たちはどうかしている|原作漫画の巻数・話数は?
漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。
漫画の巻数・話数の対応表(ネタバレあらすじリンク含む)はこちら↓
漫画(巻数) | ネタバレ対応リンク(話数) |
1巻 | 1話・2話・3話・4話・5話 |
2巻 | 6話・7話・8話・9話・10話 |
3巻 | 11話・12話・13話・14話・15話 |
4巻 | 16話・17話・18話・19話・20話 |
5巻 | 21話・22話・23話・24話・25話 |
6巻 | 26話・27話・28話・29話・30話 |
7巻 | 31話・32話・33話・34話・35話・36話 |
8巻 | 37話・38話・39話・40話・41話 |
9巻 | 42話・43話・44話・45話 |
10巻 | 46話・47話・48話・49話 |
11巻 | 50話・51話・52話・53話 |
12巻 | 54話・55話・56話・57話 |
13巻 | 58話・59話・60話 |
電子版漫画の5巻と10巻には電子版特典が付いています。
電子版特典では、紙面漫画にはないオリジナル・ショートストーリーが掲載されています。
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