私たちはどうかしている｜漫画11話/3巻ネタバレ！椿がみた犯人と証言

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説！》

ー「さくら」が現れたら、俺の前から永遠に消えてもらう。

椿は、こう続けます。

『見たんだ。父が死んだあの日、「さくら」の母親と父が２人でいるところを。あの日から「さくら」は明かりじゃなくなった。憎しみだけになった』

（ママが…本当にあのママが、椿のお父さんを…）

椿の話に打ちひしがれた七桜は、服に袖を通しながら

『こ…こんなこと、もうしないから。愛情があるわじゃないんだし』

と平静を装い、そのまま横になりました。

（私が「さくら」だってことは、絶対に知られちゃいけない）

ー翌朝。

ふたりが肌を重ねた翌日だというのに、七桜は平静を装い、いつもどおり振る舞います。椿は七桜の様子が気に入りません。

椿は七桜の腕を強引に掴み、顔を寄せました。

椿『ずいぶん余裕なんだな。ムカつく』

七桜『どうぞ。気持ちのないキスならいくらでも』

ふたりは少しの間見つめ合いますが、椿は『糸くずがついてただけだ』といい糸くずを払うと、離れていきました。

ーそこへ女将が現れます。

女将は、厨房へ行く前に手伝って欲しいことがある、と七桜を自室に呼び寄せます。七桜は怪訝に思いながらも女将について行きました。

それに気づいた椿も、女将を怪しく思い、後をつけていきます。

女将は七桜を自室に招き入れると、代々、光月庵に伝わるという着物を取り出しました。結婚式で七桜さんにぜひ着てもらいたいの、と話します。

しかしー。

その着物は「真っ赤な椿の花柄」。七桜は、15年前の事件で見た「真っ赤な椿」がフラッシュバックし、ガタガタと身体がふるえてしまいます。

女将は七桜に聞きました。

女将『ねぇ、七桜さん。あなたのお母さまって、どうしていらしゃるの？』

七桜『母は…亡くなりました…交通事故で…』

襖の隙間からは椿がふたりの様子を伺っています。

女将『あなたのこの黒髪。見覚えがある。あなたはどこで育ったの？子供のときどこにいたの？15年前の春、どこにいたの？』

椿は襖を開けました。

椿は、七桜の「真っ赤な椿の花柄」の着物姿を見て、瞠目します。

（どうしよう、なにか気づいたの？ごまかさなきゃ…）

椿は、七桜をみて、さくらー。と言いかけますが…

そこへ使用人が、七桜を呼びに部屋に入ってきました。

『お話し中にすみません。七桜さんの母親だとおっしゃる方が、玄関にいらしています』

女将と七桜は、思わず目を丸くするのでした。