私たちはどうかしている｜漫画15話/3巻ネタバレ！椿の嘘と不妄語戒

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説！》

椿は七桜を大旦那の茶室に案内し、茶の作法を話し始めました。

椿は、茶室に飾ってある掛け軸に一礼します。

七桜は掛け軸に書いてある言葉の意味が気になりますが、椿に聞いても、椿はその意味を答えてくれませんでした。

椿は、七桜に茶を点てはじめます。茶を点てる椿の姿は、一挙手一投足が美しく、七桜は見とれてしまいます。

そこへ大旦那が現れました。

椿と七桜は慌てて茶道具を片付けようとしますが、大旦那は『久しぶりにお前の立てた茶をいただこう』と話し座りました。

大旦那は茶を口にすると、椿にこう言いました。

『草薫会の茶会に私も客として呼ばれているが、御菓子を食べることはなさそうだな。偽りの心を持つものが作ったものなど、食べる気にならん』

茶会に出す和菓子は、依頼主の希望で「落とし文」と決まっていました。落とし文は、親の愛を伝える和菓子です。

大旦那の言葉に七桜は苛立ち、なんとしても大旦那を食べずにいられなくなるような和菓子を作ろうと決意するのでした。

次の日。翌朝ー。

椿は布団から目を覚まし、ふと隣に七桜の姿がないことに気づきます。

七桜はどこにいるのかと、椿は探し回り、そして大旦那の茶室で七桜の姿を発見しました。

そして、なんと茶室では、七桜が夜通し徹夜で、色んな形の「落とし文」のデザイン案を、紙に書き散らかしていました。

七桜『どんな落とし文がいいか考えてたら眠れなくなっちゃって』

椿『一晩中…これを考えていたのか？』

椿は呆気にとられます。椿は、思わず七桜を抱きしめて、こう言いました。

椿『俺のそばから離れるなって言ったよな』

七桜『信用ならないから見張っておきたいんでしょう？』

椿は思います。

（向かってくる。どんなことがあっても。こんな女は、初めてだ）

椿は茶室の掛軸を示して掛軸の意味を話しました。

『「不妄語戒」偽りの心を持ってはいけない。』

（どうして結婚にこだわるのか、そんなこと俺にだって分からない。でもー。）

『七桜。たぶん俺はあんたに惹かれてる。自分の我を通すための結婚相手としてじゃなく、一人の女として』

七桜は、一瞬、瞠目します。

『でも、もしあんたが「さくら」なら、この気持ちを殺さなきゃならない。答えてくれ。あんたはほんとに花岡七桜なのか、それとも、さくらなのか？』