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私たちはどうかしている|漫画52話/11巻ネタバレ!よろず楼の逢瀬とキス(11回目)

漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。

この記事では、漫画の第11巻に収められている第52話のネタバレあらすじを書いていきます。

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私たちはどうかしている|漫画52話/11巻ネタバレあらすじ

漫画『私たちはどうかしている』の第52話タイトルは『最後の夜』。

直前話のネタバレあらすじはこちら

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

僕と結婚して欲しいー。

多喜川は、この3年間で恋心が募っていった、と七桜に話します。

急な告白に、七桜は顔を赤くして戸惑うばかり。すると多喜川は微笑み

『ごめんね驚かせて。僕の気持ちを知っておいてほしかったんだ。七桜ちゃんの中で全部整理がついたら考えてほしい。今日はゆっくり休むんだよ』

そう話して多喜川は部屋を出ていきました。

多喜川は、火事のあったあの日からずっと、七桜のそばに居てくれました。

花がすみの店を出すときには高価な骨董品を沢山売って開業資金をつくりました。

(きっと親戚や周りから色々言われてるはずなのに…何も言わず私のそばにいてくれる。あのときからずっと…きっと簡単なことじゃない)

七桜は、多喜川との結婚を真剣に考えはじめますが、同時に椿への想いがこみ上げ、辛い気持ちになりました。

ーそして翌日。

七桜が花がすみの店を開けて準備をしていると、城島が店を訪ねてきました。

城島は、七桜の御菓子を食べたいと言ってきます。

城島が、他愛ない話に花を咲かせ、出された御菓子を美味しそうに頬張るので、七桜は嬉しくなりました。

七桜がお茶のおかわりを出そうと、ふいに席を離れようとしたとき、城島は七桜に言いました。

『椿さんと栞さん…あの二人の間には何もないですよ。妊娠もしてないし、結婚もしないと思います』

七桜は驚き、城島を振り返ります。

『もし除夜祭の勝負で負けたら…七桜さんはどうするつもりなんですか?一生、光月庵を恨んで生きていくんですか?』

七桜の表情が暗くなりました。城島は席を立ち、七桜に手土産を渡します。

『これ…七桜さんに作ってきたんで食べてください。』

そう言って城島は去っていきました。手土産の包みの中には、わらび餅が入っていました。

七桜は、わらび餅を食べて、こう思いました。

(城島くんは、もう前を向いてるんだ。うしろを振り向かず…)

七桜の脳裏に、城島の言葉と、多喜川の言葉が、よぎります。

『負けたらどうするつもりなんですか?』

『全部整理がついたら考えて欲しい』

七桜はうつむきます。

(私はー…)

ーそして時は経過し12月29日。

除夜祭の2日前になりました。

椿は、降りしきる雪のなか、尾山神社へ祈願に行きました。

椿が手を合わせているとー。椿の隣に、七桜が姿を現しました。七桜は椿の隣で手を合わせています。

椿は隣に現れた七桜の姿に驚き、七桜を見つめました。

すると七桜は椿に言いました。

『今夜…一晩だけ、椿の時間を私にください。21時に…「よろず楼」で待ってます』

よろず楼は長町にある旅館です。

椿が黙っていると、七桜はそのまま去っていきました。

《ネタバレあらすじの内容をざっくりと解説!》

ー21時になりました。

よろず楼の旅館の部屋で、七桜は雪を眺めながら待っています。

すると、椿が現れました。

窓から見える雪を眺めながら、ふたりは話を始めました。

七桜『ずっと降ってるね。月が見たかったのに…今日は今年最後の満月だったから

椿『…。そんなことを言いに呼び出したのか?』

七桜が本当に話したいことは別にありました。

七桜は外を見ながら、昔のことを話し始めました。

『私が小さいとき、光月庵にいたころ…こんなふうに窓からしょっちゅう外を眺めてた。ときどき母屋から椿が来て手を振ってくれるの。それが…すごくすごく嬉しくて…あのころ椿のことが本当に好きだった』

椿はじっと、七桜を見つめています。

『でも…同時にいつも浮かんでくる光景があるの。椿がママを指差したあの瞬間。それを思い出すと…どうしようもなくドロドロした感情に支配される』

(好きなのに…許せない…)

椿は黙って聞いています。

七桜は椿に近づいて、うつむいたまま言いました。

『一晩…今夜だけ…最後に私を抱いてほしい。勝っても負けても…明後日が私たちの最後になるから』

(最後にする。椿のことも…光月庵のことも…最後にー…)

椿は、じっと七桜を見つめます。

そして、椿は、七桜の着物の帯をほどきはじめました。

七桜の首筋にキスをして、七桜の顔を覗き込んできます。

椿『…ほんとにずるい奴だな』

七桜『椿もでしょ』

そのまま椿は七桜を押し倒しました。

ふたりの吐息が混ざり合います。

(あのとき私は誓ったの。ママの叶えられなかった夢は私が本物にする。でも…最後だけ、いまだけ。ただの一人の女として椿に抱かれたい)

七桜は椿に抱かれ、幸せな気持ちに包まれました。

(…この瞬間をすべて心に焼きつける。一分一秒…全部ー…)

ーそして翌朝。

七桜は、布団で眠る椿の額にそっとキスをします。

そして、椿が目を覚ます前に、七桜は部屋を出ていきました。

(明日は除夜祭。私たちの運命が決まる日)

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私たちはどうかしている|原作漫画の巻数・話数は?

漫画『私たちはどうかしている』は、講談社の女性漫画誌『BE・LOVE』で連載している『安藤なつ』による人気作品です。

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12巻 54話55話56話57話
13巻 58話59話60話

電子版漫画の5巻と10巻には電子版特典が付いています。

電子版特典では、紙面漫画にはないオリジナル・ショートストーリーが掲載されています。

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